偕楽園の梅林を散策すると、竹の垣に囲まれた梅がところどころに見られます。これは園内の古木だそうです。よく見ると、梅の名前の表示があるものとないものとがあります。ガイドの方に聞いてみると、表示のないものは、名前の分からない梅だそうで、私の見た限り、囲いのある12本のうち、8本が表示のないものでした。それだけ、名前の特定は難しいということなのでしょう。また、いつ植えられたのかということ関しても、偕楽園開園(天保13年(1842))当時のものが中にはあるという説と、昭和20年の戦災で丸焼けになり、すべて戦後に成木などで植え替えられたものだという説の二つがあって、実際のところは分かっていないようです。表門(黒門)は焼け残っているのですから、せめて一本くらい残っていて欲しいとガイドの方も言っていました。(ひょっとすると今の技術でなら分かるのでは…。)もし、偕楽園に行ったらそんなことにも注意してご覧になってください。白難波は今年の写真ではありません。
白難波 江南所無
虎の尾 月影