水戸は高台と低地にわかれているようですが、その標高差は20mくらいあるので、低地から見ると、高台が山のように見えるので、地図上の山でなくても、山といわれているようです。もっとも、自治体が申請して認められれば地図上の山として認められるようで、一番低い山(宮城県の日和山)は標高3mだそうですから、水戸のどの「山」も地図上の山となる資格はもっているということなのでしょう。標高は、電子国土Webで調べました。
明神山(春日神社 下国井町1574) 11m(那珂川河原が3mくらい)
これが今のところ水戸で一番低くて山といわれているもののようです。
観音堂山(台渡里廃寺跡 台渡里八幡神社あたり 渡里町) 33m
台渡里に7世紀後半から末期に建てられた寺院のあった地だそうです。近くの長者山地区に建てられた倉庫群とともに、古代の重要な遺跡地域のようです。写真は八幡神社ですが、このあたりをいうのでしょう。
サンパチ山(渡里湧水群崖上、老人福祉センター長者山荘(渡里町3201-3)のある台地) 29m
写真ではあまりわかりませんが、樹木の中間あたりが高台で、見上げるとなかなかの標高差があります。崖下の渡里湧水群では、ホタルの餌になるカワニナ育成のために、キャベツがたくさんまかれていました。
御杉山(第二中学校 三の丸2-9-22) 27m
第二中学校のグランドあたりに水戸徳川家の霊廟があったそうで、幕末に水戸藩に下った戊午(ぼご)の密勅が、一時ここに置かれたそうです。杉の木が茂っていたので御杉山といわれたそうです。那珂川側への坂は御杉山坂といいます。
千波山(デイサロン 千波山 千波町508-63 ) 20m(デイサロンの場所)、高い所は30m
千波湖から見ると山のような高台ですのでいわれたようです。