9日に撮った偕楽園の梅のつぼみです。 (1)の日と比べてもだいぶ開花している木が目立つようになっていました。このように並べてみるとそれぞれに相当違うので、花芽を見るだけでも、名前が分かりそうに思うのですが、私にはさっぱりわかりません。もっと知識があれば、典型的なつぼみを選べるのでしょうが、残念です。
ヤエトウバイ(八重唐梅)
[早咲き 紅色 八重] 花弁に紅の筋があり、下向きに咲くそうです。
チャボトウジ(矮生冬至)
[早咲き 白色 一重] トウジという梅の、小さめな品種のようです。ガクの色は茶色だそうです。
カゴシマコウ(鹿児島紅)
[中咲き 濃い紫紅色 八重] 開きはじめたつぼみから濃い紅色がこぼれています。オシベも紅色だそうです。
レッコウバイ(烈公梅)
[中咲き 紅色 一重] 花底は濃黄茶色だそうです。水戸にしかない品種で、徳川斉昭(烈公)にちなんで名付けられたそうです。なぜか、光圀の名をつけたウメは水戸の六名木に選ばれなかったようです。
ミチシルベ(道知辺)
[中咲き 紅色 一重] 香りが強いので、暗くてもみちしるべになるという名前のようです。上向けに咲くそうです。
ナニワコウ(難波紅)
[中咲き 薄紅色 八重] 細枝がよく出て、ガクは濃茶色だそうです。
ゴショベニ(御所紅)
[中咲き 薄紅色 八重] トゲ状の小枝が少ないそうです。また、オシベに長短があるそうです。
ゲッキュウデン(月宮殿)
[中咲き 黄白~薄紅色 八重] 古代インドで想像された月にある宮殿ということのようですが、その名がついた由来はわわからないようです。
ヤナガワシダレ(柳川枝垂)
[中咲き 薄紅色 一重] つぼみは濃い紅色をしていますが、花が開くとガクは反り返って、薄い紅色の花弁が出てくるそうです。
ヨウロウ(養老)
[中咲き 薄紅色 一重] 和歌山の丁村(よぼろむら)のよぼろが、養老梅の語源だそうです。花粉が多く、実は梅干しになるそうです。
シノノメ(東雲)
[中咲き 底紅 一重] 明け方の日に染まった空か雲と見たネーミングなのでしょう。薄紅の中に濃いめの紅色の線が入っているそうです。つぼみの色もきれいです。
メラ(米良)
[中咲き 白色 一重] 花が小さく、枝が密なので、小さな盆栽にむいているそうです。花弁の一枚がおくれて開くそうです。
ツキカゲ(月影)
[中咲き 青白色 一重] もうガクが出ているようです。ガクが緑色で、花弁が薄い青色なので、全体的に薄緑色に見えるようです。
コウナンショム(江南所無)
[遅咲き 紅色 八重] 中国江南の地では他にない梅と詩でうたわれた梅だそうで、梅の古名でもあるようです。大輪だそうです。
ハクボタン(白牡丹)
[遅咲き 白色 八重] つぼみのうちは薄紅で、花が開くと白くなるそうです。八重咲きの大輪なので、牡丹にたとえられたようです。
カイウン(開運)
[遅咲き 紅色 八重] 花弁の表側は薄紅、裏側は紅色で、ガクは焦げ茶色だそうです。
リンチガイ(輪違い)
[遅咲き 紅白咲き分け 八重] オモイノママ(思いのまま)ともいうそうです。同じ木に紅白の花が咲いたり、一つの花に紅白が混じったりするそうです。