神社などに建てられる垣根を、玉垣とか瑞垣(みずがき)などというそうです。玉は、「霊、魂」のことのようで、清らかなとか神聖なといった意味で使われているのでしょう。元々は生きた樹木や、切った材が使われていたのでしょうが、今は、石製のものも多いようです。今回はそれをご覧になってください。
回天神社(松本町13-33)
はじめ奥にある石製の忠魂塔が昭和8年に建てられ、後に、前の拝殿等が昭和44年に建てられたそうです。見たところ忠霊塔周囲の玉垣の方が、後から建てられたようです。
神力宇賀大妙神稲荷神社(末広町2)
この玉垣は、神社に二の鳥居を奉納した常陸山が、魚河岸などの店をさそって建てたようです。今も営業している店の名前もあるようです。東日本大震災で境内へは入れなくなっています。
銭谷稲生神社(浜田町150)
清酒・一品の吉久保酒造㈱、水戸納豆製造㈱など、多くの地元の人たちの浄財で建てられたようです。
鷲神社(千波町1945-1)
東日本大震災で玉垣も被災したようで、社前の玉垣には3月11日の日付が刻まれていました。写真は、拝殿後方から撮りました。
鹿島香取神社(小泉町246)
平成18年に玉垣と敷石を設置したそうです。そうとう不定形な境内を、たくみに囲んでいました。