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水戸の見て歩き

水戸の子安観音(7)

2021-12-09 21:18:23 | 水戸

 今回は建立年の分かる子安観音を選んでみました。

 

開江町(36°24'13.3"N 140°23'54.2"Eあたり)
 比較的古い白御影石の子安観音です。御影石は他の石と比べて硬度が高く、風雨に耐えるようで、古い石造物には御影石が多いような気がします。上部にある梵字はサと読んで観音菩薩をあらわすようです。たぶん安永2年(1773)の建立でしょう。

 

ウエルシア水戸御茶園通り店駐車場道路側(千波町277-6)
 不動尊、馬頭観世音塔など5つの石造物群の中にありました。文化9年(1812)に建立されたようです。ほぼ正面を向いて、両手で抱いた子どもを見ているようです。

 

鯉淵東薬師堂(鯉淵町862-1)
 顔を左に傾けて両手で子どもを抱いています。これが水戸では正面を向いた形の次に多い形のように感じます。文化2年(1819)に建立されたようです。

 

大串町宝性院墓地(大串町526-3)
 4体並んだ石仏の内にある子安観音です。面長の顔で、いかにも観音らしい感じです。天保9年(1838)とあります。

 

塩崎観音堂(塩崎町1398-1)
 この子安観音は珍しいかたちをしていて、右手に宝珠?を持って、左手で子どもを抱いているようです。子どもも宝珠に手をのばしているようです。嘉永7年(1854)とあります。

水戸の子安観音(6)

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