神社では、ご神木といわれる樹木がときどき見られます。自然を崇拝する伝統的な信仰では、古木や樹林がその対象の一つになったり、神様が降臨する依代(よりしろ)とも考えられていたようです。そうした伝統から、神社境内にある古木にしめ縄をはって今でも信仰されているようです。ご神木が枯れると、次のご神木があとを継ぐということが繰り返されてきたのでしょう。
別雷皇太神(元山町1-1-57)
いかにもご神木らしい、立派なしめ縄がはられたケヤキです。境内に、かっこうなこかげを提供しているようでした。
香取神社(木葉下町1)
風雪を経てきたように見える、樹齢330年というアカガシの古木です。本殿背後にあるスギの古木(写真右に一部が写っています)にも、しめ縄がはられていました。
鹿島神社(大塚町36.382812, 140.391222あたり)
すらりと高く成長するスギは、神社に似合うようで、スギのご神木はあちこちにあるようです。このスギの樹齢は400年だそうです。
鹿島神社(全隈町255)
樹齢400年のスギだそうです。近くにある広葉樹のヤマザクラの古木とともに、境内に並立しているようです。
藤内神社(藤井町874)
参道に育つスギの大木です。これなどは後継木なのでしょう。