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水戸の伊勢参宮碑(3)

2022-08-10 20:44:40 | 水戸

 今回は、伊勢参拝だけを記した碑が2基、外の参拝と組み合わせた碑が3基です。

 

皇紀二千六百年伊勢参拝記念碑(エバタ工機 元石川町204-8)
 皇紀2600年(神武天皇即位2600年を記念して昭和15年に行われた行事だそうです)を記念して伊勢神宮を参拝してきたようです。行事の行われた年の「昭和十五秊(年)十二月」に建てられたようです。エバタ工機の社有地内にあるように見えます。

 

聖蹟拝観伊勢参宮記念之碑(折居神社 大串町2251)
 昭和4年に昭和天皇御大典の展示物を拝観した後、伊勢、伏見、京都、大阪、神戸、湊川、比叡等の霊場を詣でてきた記念に、昭和9年に建てた碑のようです。碑の下部に参加者の名前が彫られています。「伊勢参宮」となっていますが、当たり前のことでしょうが、それ以外の地も参拝しているようですね。

 

伊勢金刀比羅 巡拝紀念(香取神社 中大野703)
 右に「大正十一年二月大大御神楽参奏」とありあますので、伊勢神宮に参拝して、神楽を奉納したようです。左には「大正十三年三月建之(これをたつ)」とあります。下に参加者の名前がありますが、この書き方が伊勢参宮碑では一般的なようです。

 

伊勢金刀比羅参拝記念(香取神社 中大野703)
 これも同じ神社にある参宮碑です。一度行われると、繰り返されることが多いのでしょう。これも、左側に「昭和二十八年十二月十日大々御神楽」、右に「昭和三十年三月建之」とあり、下方に人名が並んでいます。

 

宗祖伝教大師一千百年御遠忌比叡山伊勢大廟参拝記念 報恩塔(薬王院 元吉田町682)
 右には、上の「参拝記念」までが記され、左には「大正十年二月十八日建」「当山第八十世住職純瀀」とあり、年齢も記した参加者の名前が下方にあります。一番若い人は42歳、高齢の人は71歳のようです。

水戸の伊勢参宮碑(2)

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