神社にさげられている提灯のいろいろです。
吉田神社(宮内町3193-2)
文字の両側にあるのは、三つ巴紋です。正月なので背後に鉾旗も飾られているようでした。吉田神社は祭神が武の日本武尊(やまとたけるのみこと)なので、鉾や、武の八幡神の三つ巴があるのでしょうか。もっとも、徳川光圀は、八幡信仰を嫌ったようです。
能化稲荷(本町1-8-16)
江戸時代にはここに会所があり、久昌寺住職として来水してここに泊まった僧・日隆の夢枕に能化稲荷が現れたために祀られたそうです。会所の稲荷、能化稲荷大善神ともいわれたそうです。文字の両側は、稲荷の神紋である、炎と宝珠の火焔玉のようです。
弘道館鹿島神社(三の丸1-6-4)
提灯飾り台の屋根からは、房が下げられています。弘道館は、仮開館が天保12年(1841)で、本開館が弘道館鹿島神社などができた安政4年(1857)だったそうです。これは令和2年の写真です。
金刀比羅神社(泉町3-2-7)
提灯にあるのは、金刀比羅神社の丸の中に金を配した神紋のようです。金の字が、昔の漢字字体の一つである小篆(しょうてん)で書かれているようです。
市杵姫神社(いちきひめじんじゃ 本町(ほんちょう)36.364859, 140.491131あたり)
本町の初市は昔、1月8日だったそうで、今も、それがだるま市という形で残っているそうです。その守り神として、市杵姫神社が、旧・本3町目と旧・青物町に仮殿をつくり出社したそうです。現在は旧・本3町目(現・本町2丁目)だけのようです。提灯には三葉葵の紋があります。