庚申塔(愛宕神社 愛宕町10-5)
江戸時代は庚申講が盛んだったようです。毎月、庚申の日の夜には、三尸(さんし)の虫が本人が眠っている間に、天帝にその人の悪事を報告しにゆくと考えられ、その夜は寝ないで講を催したそうです。講の記念に石碑が建てられたようですが、そこに、見ざる聞かざる言わざるの三猿が刻まれることがあったようです。その形は、写真のように、手と足を菱形に彫ったものが多いようで、たいへん印象的です。足ということで取り上げてみました。
地蔵(青柳長福寺墓地 青柳町794)
地蔵は、どこへでもすぐに出かけていって衆生を救うという考え方があったようで、気をつけて見ていると、足をだいぶ意識しているように感じます。写真のように素足が彫られていることが多いようです。
親鸞像(信願寺 緑町1-2-1)
親鸞像は旅姿が多いようです。足には草鞋が見られます。
ティラノサウルス(森林公園 木葉下町588-1)
ティラノサウルスは、足の指が4本だそうですが、前向きの3本が写真のように発達しているそうです。4本目は小さく後ろ向きあったようで、写真でも見えます。
オオバン(千波湖西岸)
オオバンは、足がそうとうインパクトあるかたちをしています。指にあるのは水かきだそうです。恐竜時代以後、鳥になった恐竜は、後ろ向きの1本指が進化したようで、オオバンのような水鳥類はともかく、普通の鳥は、枝などをつかめるようになっているそうです。