瓦塀は、大変珍しいもののようですが、水戸でいくつか見ましたので、ご紹介します。いろいろな姿があるようです。
二の丸大手門(三の丸2)
令和2年に復元された大手門は、土塁に接続する城門として、全国最大級だそうです。その土塁と門をつないでいるのが瓦塀です。門の両側の前後に計4つの瓦塀があり、こういう例は水戸城だけだそうです。高さは5m、厚さは2.5m(前後の塀合わせて)あるそうです。大手橋のある表側には、装飾的に瓦が埋め込まれ、後ろ側は、単純に瓦を平行に埋め込んでいるようです。写真は正面右側の瓦塀です。
成沢町
みごとな瓦門です。曲線の青海波(せいがいは)のような瓦模様がたいへんきれいです。
本町
これも、上の成沢町と同じ模様に瓦が並んでいます。以前はもっと規模が大きかったようにも見えます。
加倉井町
ほかとは違う形の瓦塀です。ここは規模も大きく、たいへん見ごたえがありました。