円通寺本堂(千波町1227)
曹洞宗円通寺の本堂にある火灯窓です。中はガラス窓になっていて、ふだんも堂内に光が入るようになっているようです。
孔子廟(弘道館 三の丸1-6-29)
火灯窓は、今でも異国を感じさせるようですので、この孔子廟ができた安政4年(1857)でも同様だったのでしょう。中は両開きの板戸のようです。木目の模様がが綺麗です。同じ孔子を祀る、文京区の湯島聖堂では火灯窓を見なかったような気がします。
安国寺山門(大足町 1184-1)
山門両脇の壁にしつらえられた火灯窓です。本堂やシダレザクラをのぞき見ることができます。
東光寺薬師堂(大場町1369)
蛙股にあった裏書には享保5年(1720)と書かれている薬師堂だそうです。中にはもとの本尊だった薬師如来が安置された、様式から鎌倉時代とみられる厨子があるそうです。火灯窓にも古い様式が残っているのかも知れません。
定善寺本堂(酒門町363)
これは壁にはめ込まれた装飾的な火灯窓のようです。格子の部分全体が内側に外れるのでしょうか。このように見てくると、格子の縦棒や横棒の配置具合でそうとう全体の雰囲気が変わってくるようです。