ナンテン(水戸市植物公園 小吹町504)
ナンテンは、難を転じるとみて、縁起のよい木とされているようです。赤い実は、漢方で南天実(なんてんじつ)といって、乾燥させて咳止めとして使われるそうです。実はヒヨドリの好物でもあるようです。(撮影 R5/12)
オオバボダイジュ(偕楽園 常盤町1-3-3)
シナノキの仲間でなので、実には苞(ほう)というプロペラのような葉がついているそうです。樹皮の繊維は、縄や紙の原料として使われたそうです。(撮影 R5/12)
カリン(偕楽園 常盤町1-3-3)
実は香りはいいものの、固くて酸味があるので、食べるのには不向きで、果実酒に使われるそうです。漢方では、木瓜(もっこう)といわれて、咳や痰に効果があるそうです。(撮影 R5/12)
ナワシログミ(水戸市植物公園 小吹町504)
花の咲くのは秋で、実は、かつて稲の苗代(なわしろ)を作った頃の、5-6月に赤く熟するそうです。普通の植物では子房の部分が実になるのに、ナワシログミは偽果(ぎか)といって、他の部分が実になるそうです。熟すると食べられるようですが、おいしくはないそうです。(撮影 R6/1)
センリョウ(報仏寺 河和田町887)
マンリョウ(サクラソウ科)、センリョウ(センリョウ科)、ヒャクリョウ(カラタチバナ サクラソウ科)、ジュウリョウ(ヤブコウジ サクラソウ科)、イチリョウ(アリドオシ アカネ科)という、縁起がいい赤い実の序列2番目の実のようです。赤い実は、マンリョウが葉の下側に付くのに対して、センリョウは葉の上側に穂状につくそうです。(撮影 R6/1)