以下は、石垣を築いたりした城郭内にある枡形や、道路を鍵型にして柵を設けて番所を置いた見付だろう思います。水戸は柵門がたいへん多かったという記述を見たことがあります。地図は、水戸市観光協会が発行している「水戸の城下町マップ 幕末版」です。
東照宮南側
このあたりは、東照宮の高台にのぼってゆく段差が残っていますので、石垣があった可能性はあるように思います。東部ガス(宮町2-8-14)の東隣あたりです。
銀杏坂枡形
現在の国道50号線の銀杏坂はかつてはなくて、駅前から来ると突き当たりになっていて、京成ホテル方向に上る坂が銀杏坂だったそうです。そこに、城内に出入りする人を監視する枡形があったようです。
カギ城見付
柵町の見付の一つのようで、今の五本松町踏切の近くにあったようです。今はすっかり地形が変わっていて面影はないようです。
水門見付
今の南年金事務所(柳町2-5-17)脇の道路が、桜川を渡って(今はありません)、鉄道敷地に突き当たるあたりにあったようです。写真中央奥の突き当たりが鉄道の線路です。
泉町見付
かつては紀州堀が南北を貫いていたようですが、そこに泉町の見付が置かれたようです。地図にあるように、見付付近には火除地である広小路がつくられることが多かったようです。
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