奉納西国四国板東秩父百八拾八ヶ所所願(岩根町36°26'34.3"N 140°25'00.9"Eあたり)
「天明二(1782)壬寅(じんいん みずのえとら)歳 岩根邑(むら)住人」「孟冬(初冬の意味で、陰暦10月)大吉晨(しん 朝)」などとあります。面白い形の石を選んだようです。上部に阿弥陀三尊の梵字が書かれていて、一番上がキリクで阿弥陀如来、キリクに向かって右下がサで観音菩薩、左下がサクで勢至菩薩のようです。
板東西国秩父百八観世音巡拝(笠原会館 笠原町357)
二つに折れていましたが、かろうじて「 享和三(1803)癸亥(きがい みずのとい)」「十一月十八日建」などが読めました。
西国坂東秩父観世音菩薩(満福寺跡 大塚町36°22'49.2"N 140°23'21.0"Eあたり)
「明治一十九年(1886)丙戌(へいじゅつ ひのえいぬ)九月」「当邑中」、「菩」の字の左右に「願」「主」とわかれて書かれていて、一番下に名前が並んでいます。
板東西国秩父観世音菩薩(地蔵院 金谷町325)
「大字金谷 詠歌講中」とありますので、ご詠歌を唱える講があったのでしょう。明治28年(1895)に建立されたようです。
奉納西国坂東秩父供養塔(木葉下(あぼっけ)町36°25'24.4"N 140°21'21.0"Eあたり)
これにも阿弥陀三尊の梵語があります。向かって右下に「木葉下村住人」とあり、左下に個人名が刻まれています。
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