今回は、一文字の棟木装飾を選んでみました。たぶん、名前、名字、屋号の一字や吉祥字などを選んだのでしょう。
清(西大野)
「清」という字を3つ見かけました。この字は楷書体で書かれているようです。「寿」という字も2か所で見ました。
清(大串町)
これは篆書体(てんしょたい)のようです。一字の棟木装飾は、旧・常澄村に多いように感じます。
清(酒門町)
歌舞伎看板などで見られる勘亭流で書かれているようです。棟木では、この字体の好まれているようで、よく見かけます。
稲(大野)
読みにくいのですが、篆書で書かれた「稲」のように見えます。
賢(小泉町)
縁取りした八角形に白文字で書く、一番一般的な形です。
庄(大野町)
しっかりとしっくいを盛りあげて書いた「庄」という字です。
甚(大野)
ここでは字が黒くなっています。立原杏所(きょうしょ)の字(あざな)は甚太郎でしたから、「甚」のつく名前もあったようです。
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