古代インドのバラモン教で、火の神(アグニ)を祭るときに行われた、焚いた火の中に供物を投げ込む儀礼(ホーマ)が、仏教の密教(真言宗と天台宗)に取り入れられたのだそうです。ホーマを漢字で護摩(ごま)と書いたそうです。護摩は、知恵の火で煩悩の薪(まき)を焚くことを象徴しているそうです。
六地蔵寺(六反田町767)
六地蔵寺は真言宗豊山(ぶざん)派だそうです。護摩を焚いているのは地蔵堂のようです。井桁のようにして積んでいる護摩木(ごまぎ)が見えますが、これを焚くわけです。
中根寺(加倉井町595)
中根寺は真言宗豊山派だそうです。境内にある摩利支天(まりしてん)にある護摩壇には、柱が立てられ、壇線という多色の紐が、かけまわされるようです。
薬王院(元吉田町682)
薬王院は天台宗です。写真があまりよく写っていませんが、本堂内にある不動明王の前に、護摩壇が据えられていました。
沼津ケ沢不動尊(東原1-2-21)
不動尊は、密教特有の明王という憤怒形(ふんぬぎょう)の諸尊の一つだそうです。ここでは中央に、法具である、五鈷鈴(ごこれい)と五鈷が置おかれていました。
福徳弁財天(渋井町36°22'05.9"N 140°30'11.6"E)
ここは、護摩木を焚く五鈷釜だけが置かれていました。とがった宝珠のある蓋を開けて護摩木を焚くようです。
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