大手門の復元工事が終了して、門口が道路として(自動車は通れません)使われるようになったようです。今日・明日と、門の2Fが公開されましたので行ってきました。そのとき目についたこまかいことのあれこれです。
2F
こまかいことではありませんが、2Fの様子です。ここの梁(はり 横にわたされる柱です)もちょうな削りのようでした。
裏から見た梁
佐竹氏時代につくられた大手門は、かんなを使わないちょうなでけずられていたようで、裏側から見える大きな梁(はり)はそれがよく見ることができるようです。一本の大木が使われています。
正面梁の継ぎ手
門正面の太い梁は、さすがに一本の材木がなかったようで、3本の材でつがれています。その継ぎ手を見ることができます。
乳
門などの釘隠しを乳(ち)というようです。この釘隠しは、大きな門扉と、脇の潜り戸の蝶番(ちょうつがい)の釘を隠しているようです。
瓦塀
かつての瓦塀の一部が、見えるようになっていました。向かって左の瓦塀下にのぞき窓がつくられています。
瓦塀
瓦塀の角の部分を見ると、瓦が互い違いに積まれていて、ちょうど石垣の角の部分とおなじようになっていました。写真は門の裏側の瓦塀です。
瓦
門両側にある瓦にのへこんだ部分に、別の瓦がふかれていました。たぶん、2Fの屋根からの雨だれで瓦が破損することを防ぐための雨受けなのでしょう。
脇屋根の二重瓦
瓦塀の上に掛けられた屋根の瓦が、重なる部分を多くして、密にふかれていました。また、軒瓦が、二重になっていました。たぶん全体の瓦がこのふきかたになっているのでしょう、
扉の受け石
1トン近くある重い門扉の端を支える石がありました。
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