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トヨタカローラ いやカローシを 産んだQC カイゼンを

2007年12月18日 19時53分01秒 | 未分類
「カイゼン」以前に「カローシ」が世界共通語になっています。
(中日・東京新聞の今日の社説から抜粋)
「過労死訴訟 労務管理の見直し迫る」
 「企業内で時間外に行う自主的サークル活動も業務」とみなす名古屋地裁判決が確定した。トヨタ自動車従業員の過労死訴訟で示された司法判断で、企業側は労務管理の見直しを迫られそうだ。
 トヨタ自動車の「カイゼン」はいまや世界共通語である。製品をはじめ経営、管理など業務全般に「日々改善を重ねることで生産性の向上を図り、企業を成長させていく」ことのシンボル語になっている。
 その「カイゼン」の原動力が「QC(品質管理)サークル活動」である。QC活動はもともと米国で生まれた発想だが、一九六〇年代以降はトヨタをはじめとする日本の基幹産業で発達した。
 企業側は今後、QCサークル活動を勤務時間内に取り込むのか、時間外のサークル活動を残業として賃金(手当)を支給するのか、あくまで自主的活動で押し通すのか、厳しい判断が求められる。