弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になって原告になった竹内浩史のどどいつ集

レッドカードを 2枚も受けりゃ 知らなかったじゃ 通らない

2007年12月26日 20時23分04秒 | 未分類
25日の名古屋高裁判決から。
(中日新聞から抜粋)
 愛知県春日井市で昨年2月、飲酒運転の車が赤信号の交差点に入りタクシーに衝突して4人を死亡、2人にけがを負わせたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた元会社員の控訴審判決が25日、名古屋高裁であった。片山俊雄裁判長は「赤信号を認識したのに意に介さず、相当な速度で交差点に進入したと認められる」と述べ、業務上過失致死傷罪等を適用して懲役6年(求刑懲役20年)を言い渡した一審・名古屋地裁判決を破棄、危険運転致死傷と道交法違反の併合罪を適用して懲役18年を言い渡した。
 片山裁判長は、事故現場の一つ手前の交差点で桑山被告が赤信号を無視したことを認識していた点に着目し、「次の交差点では、それ以上に信号表示に注意するのが普通。赤信号を意に介さず交差点に入った以外に考えられない」と指摘して、同罪の成立を認めた。
 弁護側は「青信号と思いこんでいた」と主張したが、判決は「なぜ思いこんだかについての具体的な説明がなく、信用できない」と退けた。