弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

芸に達せぬ 文藝なのに 主文のみでも わっかるかなー?

2008年08月01日 01時32分36秒 | 未分類
27日、上野水上音楽堂で、東京演芸協会「夏祭お笑い大行進」を見た。
牧伸二会長のウクレレ漫談や、ミスター梅介の法律漫談なども久しぶりに見ることができたが、もっと嬉しかったのは司会の松鶴家千とせ。
「わっかるかなー?」「わっかねんだろうなー」
このブログの都々逸も、最近は忙しくて解説文を省略してきた。
本来は、それだけで意味がわかってもらえる都々逸が理想である。
でも「文藝」という芸の域には達していないことを自覚して、やはり遡って付記を復活することにした。

この点は、判決文でも同様のことが言えよう。
大岡越前であれば、極刑判決の理由は「その方、不届に付き」だけでもいい。
これに遠く及ばない裁判官が「短すぎる判決理由で何が悪い」などと言って開き直るから、問題になるのである。