パーティー

2006-09-26 | ライフ

今晩は。

満です。

今夜は僕の仕事風景を書いてもいいですか?

もう疲れてへたり込んでるんだけど

文を打ちたいんだよね。

自分でもあきれちゃうよ。


さ、今日なんだけど、あ、もう昨日か。

世話になってる弁護士さんの独立記念パーティーだったの。
自分の事務所を立ち上げたんだってさ。

うちの店が出張パーティーをうけてね。
彼には色々お世話になってるから今日はかなり気合い入れたんだ。
おれなんかタキシード着ちゃってさ、満★乳斎なのに。
髪はリーゼントのオールバックよ。横浜だからね。
料理もかなりいいものでパーティーをもりあげようとヤル気満々。
2時から7時迄の長丁場、関内の裏通りのちょっと古いけど
趣のあるとこだった。
かなり前についてセッティングした。
いつもそうなんだけどオレが元気なのってセッティングまでなんだ。
そこからは急に血の気が引いてしまうんだよね。
しかも今回は長いからさ、行くあてのない旅路だよねまるで。
事務所は古いビルなんだけど中は奇麗にリフォームされた
いいところだった。オレは思った。これからここには
訳ありの人が沢山くんだろうな。
ここで色々相談するんだろう。あの人と別れたいとか。
やったのやられたの。そんな風景が目に浮かんだ。
おいおい、仕事中だよっ!満君!
何度も言うけどビルは古くて、壁のコンクリめちゃくちゃ堅くて。
気に入ったよ。
窓ガラスもふるくて、そこから入ってくるやさしい午後の光は
一瞬オレを仕事から解放してくれた。
そこは4階だったんだけど街路樹が良く見えてすごくいい感じだッた。
古びた窓を開けて外の空気を吸った。
秋を感じる空気だった。弁護士の先生はしきりにその窓から見える風景を自慢していた。
確かに。いい眺めだ。うん。って何様だよ!満君!
先生が言った、君が前のビルに来たら私にばれちゃうぞ。
前のビルはラブホ。
そう言われてから僕は度々ボーッと前のビルを見つめた。
なんも見えなかったね。
そこから風向きが変わったんだろう。
なんというか、心の風向きが。
といったところで2時。
パーティーの時間だ。働かなくては。
オレは仕事でここにきてるんだ。
ママゴトだったらいいのにな。
そしたらなんか知んないけどすごいキレイな女の人が
ゾロゾロ来たんだよね。
香水のいい香りをプ~ンとさせて。
なんだなんだ、って感じ。
先生が言った。
今日のパーティーの接客に来てもらいました
  屋のホステスさん達です!
高級クラブらしい。
びっくり!でもそうだよね
オレなんかのサービスより彼女たちの
サービスの方がいいよね。オレの思想ならまだしも
接客はね・・・失礼だよね。

でもタキシード着て来たオレは恥ずかしかったな。
あんた何しに来たの?って存在。
オレが客ならまずそう思う。
ゴミの回収をメインにしようって決めた。自分なりに。

徐々にお客さんが来始めた。やっぱりほとんどが
弁護士。これから裁判ですよって雑談だったけど
シリアスだったね、みんな目が。
ホステスさんたちはさすがの一言。
気配りがすごすぎ。
彼女たちと一緒に働くオレのこと考えてもみてよ。
悲惨ですよ。ビールの栓開けるのもままならない。
いや、普段なら普通に開けられるんだけど
ホステスさんを前にというよりホステスさんの
サポートをって思うと焦っちゃうんだな、これが。
あわわ・・・あわわ・・・つって。
ほんとダメな男だよ。タキシード着てオロオロしちゃった。
ぶが悪かったんだな。

お祝いには胡蝶蘭がいくつも届いた。
どれもどうだ!といわんばかりに。
そうなんだ。
キレイなホステスさん達はまるで欄のようだ。
古い社会の男性達はそういう目で女性の役割を見ている。
華をそえるっていうけどそうなんだな。
お祝いには美しいものが欲しいんだ。
でもって、ホステスさんや欄はその役目を自覚し
キチンと価値を発揮している。
今日ちょっとかいま見た男女の関係というのは
そのビルの古さとマッチしたノスタルジックな
空気をかもし出してた。
僕もそこに入りたいけど入れるわけない。
傍観者としてそこにいた。
コメント (2)
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