最悪のサービス

2010-02-03 | イラスト

半年ほど前、

私のお店に二人の男子高校生がやってきた。

一人はカレードリアを注文。

もう一人が明太子スパゲティ。とメロンソーダ。


カレードリアの方はやや長髪のクールっぽいやつ。

明太子は体格のいい短髪の清々しいやつだった。


メロンソーダと、カレードリアはすぐにできた。

しかし、こちらの手違いで明太子を忘れてしまったんです。


それに気づいたのは随分とたってから。

やつはもうメロンソーダも飲み干していた。

相方はなんかゲームをやっていた。


気づいてからすぐに明太子スパゲティーをつくり

おそるおそるもっていった。


「申し訳ございません、大変お待たせ致しました」

「明太子スパゲティでございます」


するとやつは清々しく軽く頷いてくれた。


すると横のドリアを食べたやつが

「まじ おせんだよ」

とつぶやいた。ゲームやりながら。


なぜか私は切れてしまった。


体中の筋肉が騒ぎました。


いったん戻るがいかりが収まらなかった。


もう一度そいつらのテーブルにおもむき

その時あえて、テーブルにぶつかってみた。

ドンっ!

ドリアは驚いてこっちをみた。

私はそいつから目をはなさず

そいつの前にあるもの全てを回収した。

水のグラスも。

おしぼりなんかは握りつぶしながらトレーにのせた。



そんなことがありました。
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