雑感 2010夏 

2010-08-04 | イラスト
先ほど、「ゴッド・ファーザー2』


を見終えました。



時代が下ったせいか

土地と、人間の重さは随分と軽減され


我を見失うことはありませんでした。


映画として、ドライに観れた

とでもいいましょうか。


夫婦のあり方、というものを考えたり



私はこれからどう

世の中を渡っていくべきか


そんなことを考えたり。



私の曾祖父は襲撃をうけ

従業員を殺されてしまったそうです。

別の曾祖父は炭坑で儲け

血縁関係や先祖の土地を捨てたそうです。


そういう時代であったのでしょう。

それをグレイト・オールド・デイズ

とでも呼ぶのでしょうか。


祖父たちは肥大化した国家によって

翻弄されてしまいました。


父は、世界史の隙間に生じた日本の経済発展の中で

フロンティア精神をかかげ、やってきました。


次は私の番、という訳です。


あのマイケルの視線の先には何があったのでしょうか。


私は妻のことを見ています。
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雑感 2010夏 

2010-08-04 | イラスト
午後9時から

家で

一人

『ゴッド・ファーザー』を観ました。



見終わった今の

この何とも言えない

心境。


見終わって、汗ばむ体にまとわりつく

チェック柄のパジャマ。

おもむろに歯を磨き

鏡に映る我が顔。


あの、映画はそういった

なんでもない事象を

深く 深く

沈ませる。


今も横ではチャプター画面に

あのBGMが流れている。


蜂の巣になったソニー。



ここは日本で


21世紀だってことは分かっている。


しかし、土地と人間と


その重力を感じ取ってしまっては


まるで地の底に寝転がり


月のように遥か遠い実生活を臨んでいるようだ。


この映画の中で観た人間たちの行動は


まるで自然の営みの様で


これから眠りにつこうとしている私は


そんな自然の一環でありたいと


痛切に思うのである。


血をわけた家族。


父親。



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