おはようごぜいますだ。
僕はやっぱりビーチボーイズのスマイルを
聞いてます。
トランプ当選後のアメリカを思うと
絶妙にフィットする音ですよ。そして
ものすごい不安になる。
細野晴臣が言ったそうだ
「ペットサウンズは90年代の音」と。
で、僕は今、思う訳
「スマイルは2017年の音」だって。
スマイリースマイルは、とっても変わった
アルバムでした。素材集でもない
なぜブライアンが崩壊してしまったのか
その崩壊した直後の残響音のような
スマイリースマイル。よく聞きました。
サラリーマン時代の出張の帰り道
夜の高速道路を走りながら。
霞みがかった残響音を
確認してながら。
そして僕も事故る。という。
あの時。
数年が経ち、ブライアンは変な人たちと
ペットサウンズのライブをしたりして
気分が上がって来たんだね。でもふと思う。
なんでデニスやカールが死んでしまったのに
一番危なかった彼が生き延びたのかと。
ジョンとジョージに先立たれたポールか。
リンゴがマイクラブか。でもリンゴはインドが
だめみたい。
で、スマイルをブライアンプレゼンツって
出したんですよね。そりゃ当時すごい
騒がれましたよね。僕もいっそいで
買いに行きましたよ。おおおって思いましたよ。
スマイリースマイルとは全く違って聞こえたし
なんか明るいイメージでもあったし。
変な人たちのサポートのせいかな。
ま、おおおってなったんだよ。
これまたよく聞きましたね。
スマイル自体がすんごい傷だと思うんだけど
もう40年とかたって、それをケアする
変な人たちとブライアンによる祝福の音
みたく耳触りも良かったんだよね。
でも、それは幸せな今って感じの裏に
何がブライアンを壊したのか
スマイルがいったいなんだのか
これに対してはなんら答えていなかった。
僕ももういい年こいてたし
スマイルと出会えてよかった〜、的な
そんな感じだったんだけど
今にして思えば、それはスマイルの本質
を忘れていただけであって
そしてその事を
数年後に出されたビーチボーイズ名義の
スマイルがラリアットのごとく襲いかかって来ました。
でたのってもうだいぶ前だと思うんです。
宣伝も結構されてましたし。
でも、普通にその他新譜と同様に
消費されてしまった感がある。
消費できるしろもじゃないですよね。。
恐ろしいアルバム。スマイル。
前作でサポートしていた変な人たち
ただの変な人たちだったとことが
わかったし、ブライアンが何を
聴いていたのか、何故壊れてしまったのか。
恐ろしくてあまり聴けませんでした。
そして、今。
やたらと響いてきます。もう聴きっぱなしです。
ラリったアルバムじゃないんです。これは。
ドラッグ、ヴァンダイクパークスのサポートを
得ながらもブライアンが求めたサウンドと
情景。細部にまで貫かれたスピリチュアリズム。
狂気として扱えるスマイリースマイルはおもちゃで。
このスマイルには
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