何日か前のことである。
朝、起きてすぐに電話が鳴った。
普通の電話にしてはずいぶん早い時間だった。
親戚の家からだった。
お嫁さんが、電話口で涙声で言った。
「M義姉さんが亡くなった。」
お嫁さんと言っても、もう50歳くらいにはなるだろう。
Mさんは私には従妹になる。
電話をくれたお嫁さんは、Mさんの実家のお嫁さんだ。
お嫁さんもMさんなので、以下MIさんと呼ぶことにする。
最近、従妹のMさんとはそれほど親しいわけではなかったが、子供のころからよく知っていた。
いきなり亡くなったと聞いて、びっくりした。
私より何歳か年下だし、まだ亡くなるには早すぎる。
お嫁さんのMIさんの話だと、病気だったが、手遅れであっという間になくなったということだ。
午後から夫とMさんの家に見舞いに行ってきた。
まだお通夜の前だったので、Mさんは布団の中に寝ていた。
葬儀用の白い布団で、胸の上には小さな刀が斜めに置かれていた。
Mさんのご主人と電話をくれたMIさんもそばにいた。
顔にかけてあった白い布を取ってくれた。
まるで眠っているようなMさんの顔があった。
私は具合が悪いのも何も知らなかったので、その話をご主人に言うと、病気のことは誰にも話してなかったと言った。
ガンで気づいたときは手遅れだったそうだ。
まるで穏やかに眠っているような顔。
私たちが側で話をしているのを聞いて、今すぐにも起きて来そうな気がした。
でも、動かない・・・
死ぬのは苦しかっただろうなぁと思った。
私よりも何歳も若く、よく働く人だった。
私も、これまで亡くなった人の顔は何人も見た。
私の祖父母、両親、夫の両親・・・
けれど、従姉妹は初めてだった。
とてもショックだった。
朝、起きてすぐに電話が鳴った。
普通の電話にしてはずいぶん早い時間だった。
親戚の家からだった。
お嫁さんが、電話口で涙声で言った。
「M義姉さんが亡くなった。」
お嫁さんと言っても、もう50歳くらいにはなるだろう。
Mさんは私には従妹になる。
電話をくれたお嫁さんは、Mさんの実家のお嫁さんだ。
お嫁さんもMさんなので、以下MIさんと呼ぶことにする。
最近、従妹のMさんとはそれほど親しいわけではなかったが、子供のころからよく知っていた。
いきなり亡くなったと聞いて、びっくりした。
私より何歳か年下だし、まだ亡くなるには早すぎる。
お嫁さんのMIさんの話だと、病気だったが、手遅れであっという間になくなったということだ。
午後から夫とMさんの家に見舞いに行ってきた。
まだお通夜の前だったので、Mさんは布団の中に寝ていた。
葬儀用の白い布団で、胸の上には小さな刀が斜めに置かれていた。
Mさんのご主人と電話をくれたMIさんもそばにいた。
顔にかけてあった白い布を取ってくれた。
まるで眠っているようなMさんの顔があった。
私は具合が悪いのも何も知らなかったので、その話をご主人に言うと、病気のことは誰にも話してなかったと言った。
ガンで気づいたときは手遅れだったそうだ。
まるで穏やかに眠っているような顔。
私たちが側で話をしているのを聞いて、今すぐにも起きて来そうな気がした。
でも、動かない・・・
死ぬのは苦しかっただろうなぁと思った。
私よりも何歳も若く、よく働く人だった。
私も、これまで亡くなった人の顔は何人も見た。
私の祖父母、両親、夫の両親・・・
けれど、従姉妹は初めてだった。
とてもショックだった。