気まぐれフォトダイアリー

富士山、風景、身近な花の写真ブログです。読んだ本の感想も載せています。
最近は回想ブログが多くなりました。

高校時代に聞いた同級生のK君の言葉

2019年01月24日 18時29分26秒 | Weblog
高校時代のある思い出について語りたいと思います。


えっ、あなたの高校時代っていったい何年前のことですか?



実はもう半世紀くらい前の昔の話です。



高校時代は2年3年と同じクラスでした。

人も変わっていませんでした。

担任の先生も同じでした。



そのクラスは学年でトップのクラスでした。

男子生徒は3分の2、女子生徒は3分の1。



そんなすごい優秀なクラスに、何を間違えたのか私が紛れ込んでしまいました。

右を見ても左を見てもみんな優秀な生徒ばかりでした。




確か、私の席の前列くらいにいた男子の言った言葉をなぜか時々思い出すことがあります。

名前はK君と言います。


そのK君に私が興味があったとかは、まったくありません。

休み時間に男子同士、2~3人で話しているのが、後ろの席だったので聞こえてきたのです。



「俺は結婚したら嫁さんを大事にする」

どうしてそんな話になったのかはわからないけれど、K君はそう言いました。



その話が聞こえたときは、「あぁ、そうなんだ」

まだ高校3年生なのに、そんなことを考えているんだとしか思いませんでした。



K君はちょっと見、強面で、あまり気軽に話しかけられるタイプの人ではありませんでした。

なので、私はほとんど話したことはなかったと思います。



K君の父親は地元の有力者だったそうです。

大きな会社(県内では有名)に勤めていて、重役もしていたようです。



何年か経って、ふっとこの時聞いた言葉を思い出しました。



もしかしたら、K君のお父さんは地元の有力者なので、奥さんのほかに誰か愛人がいて、K君のお母さんが悲しんでいるのをそばで見ていたから、あのようなことを言ったのかもしれないなと思うようになりました。



高校卒業後、k君は有名大学に進学し、お父さんの入っていた会社に入社したそうです。

けれどお父さんは意外と早く亡くなったようです。



その後K君はかなり出世して

お父さんと同じく、重役にまでなったと聞きました。




でもK君はきっと、高校時代に言った言葉のように、結婚して奥さんのことをずっと大事にしているだろうなと思いました。



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