私の大切な思い出のブログです。
もう20年も前の話になりました。
年の経つのは速いものです。
まだつい2~3年前のような気がします。
ちょうど明日(3月20日)は春分の日です。
七面山では春分の日と秋分の日には、ダイヤモンド富士が見られるそうです。
ダイヤモンド富士を目指しての登山者がいることでしょうね。
2009年2月20日
私が七面山へ登ったのは、よく数えてみると、6~7回位あるかもしれない。
こんなに回数が多いのは、多分、祖父が日蓮宗の信者で、父からその話を聞いていた影響からだと思う。
↑地図です。
七面山は日蓮宗の信仰の山である。
信者も登るけれど、一般の登山者も登っている。
今回の話は、2001年3月20日(春分の日)に私たち夫婦がダイヤモンド富士を撮りに行った、1年前のことだと思うから、
今から9年くらい前のことである。
この日、私は急に七面山に登ろうと思い立ち、一人で登ることにした。
季節は春の彼岸頃だった。
七面山は標高1989mで、山梨県でも南部の方の山である。
私は山登りは好きだったけれど、冬山は登ったことはなかった。
まさか今回の七面山で、アイゼンを使わなければ、登れないとは想像もしていなかった。
かってアイゼンを使ったのは、若い頃登った白馬の雪渓くらいである。
日帰りで登らなければならないので、朝4時ごろ起きて、車で出かけた。
登山を始めたのが8時頃だと思う。
始めは普通の道だった。
登山道といっても、参道だが、下の1丁目から敬慎院というお寺まで、50丁目までしるしがついている。
参道はいい道だけれど、だらだらして、とても疲れる。
普通に登ると4時間くらいはかかる意外と大変な山だ。
多分30丁目くらいからだと思うが、道が雪で凍っていて、滑って登れなくなった。
何としても登れない。
「あぁ~駄目だ!」とため息が出た。
アイゼンが無ければ無理だった!
悔しくて仕方がないが、戻ることにした。
少し戻り始めた時、上から信者の団体が降りてきた。
多分この信者の団体は、昨日敬慎院に泊まったのだと思う。
その人たちは皆、感じのいい人たちで、私にいろいろと話しかけてきた。
「一人で来たの? すごいねぇ~!」
「もう下るの?」
私が滑って登れない訳を話すと、
一人の男性が、「まだ時間が早いし、もったいないねぇ~」と言うと、
一人の中年の女性が、「私のアイゼンを使っていいですよ」と言ってくれた。
私はとてもうれしかった
急に思い立ったにしろ、朝4時に起きて出て来たのだ。
出来ることなら、登りたかった。
その人(女性)は、「私はもう使わないので、いいですよ。お役に立ててうれしいです」
と、言ってくれた。
私は優しい、その言葉にとても感動した
そのアイゼンのおかげで、無事に七面山に登ることが出来た。
今でも、そのアイゼンは大切にしまってある。
あの時の方、本当にありがとう御座いました。
今でも忘れられない思い出になりました
もう20年も前の話になりました。
年の経つのは速いものです。
まだつい2~3年前のような気がします。
ちょうど明日(3月20日)は春分の日です。
七面山では春分の日と秋分の日には、ダイヤモンド富士が見られるそうです。
ダイヤモンド富士を目指しての登山者がいることでしょうね。
2009年2月20日
私が七面山へ登ったのは、よく数えてみると、6~7回位あるかもしれない。
こんなに回数が多いのは、多分、祖父が日蓮宗の信者で、父からその話を聞いていた影響からだと思う。
↑地図です。
七面山は日蓮宗の信仰の山である。
信者も登るけれど、一般の登山者も登っている。
今回の話は、2001年3月20日(春分の日)に私たち夫婦がダイヤモンド富士を撮りに行った、1年前のことだと思うから、
今から9年くらい前のことである。
この日、私は急に七面山に登ろうと思い立ち、一人で登ることにした。
季節は春の彼岸頃だった。
七面山は標高1989mで、山梨県でも南部の方の山である。
私は山登りは好きだったけれど、冬山は登ったことはなかった。
まさか今回の七面山で、アイゼンを使わなければ、登れないとは想像もしていなかった。
かってアイゼンを使ったのは、若い頃登った白馬の雪渓くらいである。
日帰りで登らなければならないので、朝4時ごろ起きて、車で出かけた。
登山を始めたのが8時頃だと思う。
始めは普通の道だった。
登山道といっても、参道だが、下の1丁目から敬慎院というお寺まで、50丁目までしるしがついている。
参道はいい道だけれど、だらだらして、とても疲れる。
普通に登ると4時間くらいはかかる意外と大変な山だ。
多分30丁目くらいからだと思うが、道が雪で凍っていて、滑って登れなくなった。
何としても登れない。
「あぁ~駄目だ!」とため息が出た。
アイゼンが無ければ無理だった!
悔しくて仕方がないが、戻ることにした。
少し戻り始めた時、上から信者の団体が降りてきた。
多分この信者の団体は、昨日敬慎院に泊まったのだと思う。
その人たちは皆、感じのいい人たちで、私にいろいろと話しかけてきた。
「一人で来たの? すごいねぇ~!」
「もう下るの?」
私が滑って登れない訳を話すと、
一人の男性が、「まだ時間が早いし、もったいないねぇ~」と言うと、
一人の中年の女性が、「私のアイゼンを使っていいですよ」と言ってくれた。
私はとてもうれしかった
急に思い立ったにしろ、朝4時に起きて出て来たのだ。
出来ることなら、登りたかった。
その人(女性)は、「私はもう使わないので、いいですよ。お役に立ててうれしいです」
と、言ってくれた。
私は優しい、その言葉にとても感動した
そのアイゼンのおかげで、無事に七面山に登ることが出来た。
今でも、そのアイゼンは大切にしまってある。
あの時の方、本当にありがとう御座いました。
今でも忘れられない思い出になりました