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「利休にたずねよ」が公開間近ですね。
話題になったころ読みましたが、
この小説は歴史上の人物と、茶道とのかかわりをオムニバス形式で綴りながら、
そこに若き日の利休の恋という架空の物語を絡ませています。
この小説をお茶を知らない人が、
利休とはどんな人物だろうかという興味で読む場合と、
私たちのように茶道に長くかかわり、
利休が特別な存在ともいえる者が手にする場合では、
きっと全然とらえ方や、印象が違うでしょうね。
いくつかの利休にまつわる逸話は真実の部分もあるでしょうが、
その逸話さえ、本当かどうかはっきりしないことも多いのですから、
半分はフィクションとして、かなり脚色されたものですね。
小説として読めば、純粋な初恋物語と言えますから、
興味もそそられ、面白く読みましたが。
それとはまた別に、『利休の逸話』という本を最近読みました。
これは多くの茶書から利休の言動を取り出して集めた、
利休の人となりを知る手がかりになる本です。
これを読み原典を読もうという興味がわくと良いですね。
多く利休の話として伝わっていることには、真実でないことや、
実は他の茶人の話だったりするものもあるようです。
それが利休の話になって伝わっているのは、
そのほうが説得力があるからでしょうか。
よく考えたら、利休ならこんなことをするはずがない、
でもいかにも利休らしい話だなというものもあるようです。
そんな逸話に触れながら、
私たちは利休の目指した、理想とした侘茶が、
どんなものかを探っていくのですが。
映画に対する興味は、
原作をどのように映画として展開させているのだろうかということと、
使われた小道具として、はたして本物の茶道具がみられるかということ。
そして在りし日の団十郎と海老蔵の親子共演の場面。
海外の賞を受けた際の評価の対象の一つとなった、
「日本の和の美」がどれほどに表現されているか。
私にはそんなところでしょうか。
前々から友人と見に行く約束をしてありますが、
またシルバー割引が活用できますよね。
どんなお土産がつくかしらかしらと期待もしながら。
いつも見てくださってありがとうございます。
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