
お庭で収穫なさったという「レモン」をたくさんいただきました。
あまりにきれいなので、ちょっとテープのの上に飾っています。
みずみずしい青いレモン。
「~幼馴染の思い出は~」
そんな古い歌が浮かびます。知ってます?
昨日は熟年組さんと一緒に若い方がお稽古でした。
そそとした初々しいお点前でお茶を頂きながら、
熟年組さんたちから出た言葉は・・
「手がきれいですね」
「自分の手が恥ずかしくて見せられません。」
本当に、色白の肌で、するりとした長い指に、皆さんうっとりです。
「私たちもあんな時代があったのかしらね。」
「私は色は若い時から黒かったけれど・・」
そんなギャラリーの感想をニコッと受け流して、
20代のその方のお点前は続きましたが。
いつもお稽古をしていて、私もつくづくうらやましいと思っています。
そんな白い手で、お釜の蓋を取りながら、「あっ熱いい!」
なんていわれると、
「あらあら気をつけてね~」なんて言葉も出てきてしまいます。
その肌は「青いレモン」のごとくです。
熟年の方がそんなことを言っても、
「握力が弱ってますからね。しっかりもってくださいね。」と。
悲しいかな、違った憐れみを掛けられてしまうのが落ちですね。
少し寒くなってお湯を使うことが多くなり、手が荒れるようになると、
帛紗が指に触れるカサカサという音が、ほんのかすかでも気になります。
炊事の後の手のお手入れが、欠かせなくなりました。
よろしかったらぽちっとお願いしますね。
