早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

いろんなものを拾う人

2019-08-10 | 野鳥・生き物

うちの旦那様、いろんなものを拾います。というか、落ちていると気になって拾ってしまうタイプの人間なのだと思います。

大体ろくなことはなくて、保険証を拾ってしまい警察に届けるよりも家が近所だったので届ける羽目になったとか、スキー場でスマホを拾って、早く係員に届ければいいのに、もたもたしてたらそこに持ち主から電話がかかってきて、待ち合わせて渡さなければならなくなったり・・・スキー場は広いので移動していると待ち合わせ場所まで戻るのが一苦労だったりするのです。まあ、とにかく拾わなくていいよ、というのに拾っちゃうのは性なんでしょうかね。

ずっと前に、ビルゲイツの時給を考えると一秒うん万円(うん十万?うん百万だったかも?)なので、それ以下のお金ならば拾うと損する、なんて話がありました。損するわけではないけど、言いたいことはわかります。

さて、今回拾ってしまったのは「ムクドリ」。飲み屋から出たところの階段にいたのだそうです。その写真を送ってきて「どうしよう」というので「ひろっちゃだめだよ」とLINEしたのですが、案の定、連れて帰ってきました。市役所とか保健所とか警察署とかに連絡すれば~と言ったのですが、彼にはその選択肢はなかったようです。

ということで、連れて帰ってきて、トリのエサを買ってきてあげてみたり、食べないからホタテの缶詰とかご飯とか色々工夫して与えてみたりしていましたが、少しだけ食べてくれたのはカニカマだったとか。なんとか、翌日動物園で引き取ってくれるということで持っていきましたが、一夜のランデブー(死語ですかね)を楽しんだようで、ねだる姿が余りにかわいかったので、今、ムクロス中なのだそうです。

ちなみに、動物園もカラスと土鳩は引き取ってくれないらしいです。鳩でもキジバトはOK。引き取られたムクドリがどういう結末になったかはわかりませんが、とりあえず家で飼うなんてことにならなくてよかったです。そもそも、トリも病気を持っていたりするから拾っちゃだめじゃないかと思うのですが、同じような鳥を出会ったら、またきっと拾ってくるに違いありません。


浅間山噴火のニュース

2019-08-09 | 時事ネタ

一昨日、浅間山小規模噴火、警戒レベルが3に引き上げられた、というニュースが流れました。

流れました、というのは、噴火が起こったことを町内放送が流れるまで、また友人からのLINEを見るまで全く気付かなかったというわけです。直線距離で言うと、浅間山山頂付近から8キロくらいのところにある我が家、音も揺れも全くありませんでした。しかし、夜10時すぎの真っ暗なとこに「浅間山が噴火しました~」なんて町内放送が聞こえてきたら、ちょっとびっくりです。実は引っ越してきてから初めての噴火だったので、浅間山の噴火について知識がなさ過ぎました。天明の噴火の話は資料館で見ましたが、そんな恐ろしい結果の偏った情報しかもっていなかった私。そして、長崎の普賢岳とか桜島、阿蘇山の噴火のイメージが強い九州人としては火砕流でも発生したのか?避難しなければならないのか?今日はノンアルコールデーにしといてよかった、なんて変なことばかりを考えていました。

朝早起きな分、夜は早寝の私。既に10時には寝ていました(爆)。そして、よく状況のつかめない「噴火した」という情報しかない町内放送で起こされ、一瞬慌てたのですが、そこからネットとテレビで状況をつかみ、0時半の気象庁の説明も聞かずに、降灰に備えて窓だけ閉めて寝てしまいました。朝起きて、様子見ついでにジョギングに行くと浅間山は何事もなかったかのように鎮座しています(冒頭の写真)。報道のヘリの音がやけにうるさく感じるくらいで、町の人々も何事もなかったかのように生活を始めていました。

そう、この付近に住んでいる人にとっては「この前もあったよ、忘れてたけど」という感じのようで、レベル3も半径4キロの範囲への規制で、浅間山は半径4キロ内にはほとんど人は住んでいませんので、これ以上レベルが上がらなければ、登山客が入れなくて残念、という影響ぐらいのようです。風向きのおかげで(群馬の方スミマセン)8日のお昼現在、長野県内では降灰は観測されていないとのこと。

もちろん、活きていますから何がおこるかわかりませんし、何の保証もありませんが、報道による風評被害だけは避けたいものです。気象庁発表の「浅間山では、今後、居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生する可能性があると予想されることから、昨日(7日)22時30分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げました。」という文言の「居住地域」というのはどのあたりを指しているのか、個人で判断するのは難しいですね。

いずれにせよ、大きな被害がないことを祈ります。


夏休みの自由研究 ~ドロバチ観察~

2019-08-08 | 野鳥・生き物

一年で一番暑いこの季節、御代田も昼間はそれなりに暑く30℃近くになり、太陽の日差しがあると猛暑といっても過言ではありません。とはいえ、朝晩は肌寒く薄い布団がないと風邪をひきそうなくらいで、快適に過ごしています。

さて、そんな夏の真っ盛り、ウッドデッキの軒先で蜂がうろうろしているのを見かけるようになりました。しかし、ハチの巣らしきものはないなあ、と思っていたら、私の認識しているハチの巣とは違うハチの巣が出来ていました。蜂の雰囲気はあしながバチ風です。洗濯物を干すし、ここにあったら危ない、まだ小さいから、と旦那に撤去を依頼したのですが、旦那が脚立を持ち出して観察したところ、あしながバチではなく「ドロバチ」であることが判明しました。ドロバチ?って聞いたことがない。まだ巣が小さいから今のうちに対応した方がいい、と思っていたのですが、ドロバチにとってはこの大きさが完成形の様子。冒頭の写真の丸い穴は直径5~6センチの金具を打ち込むための穴です↓

 

「ドロバチ」をググってみると、他の蜂と異なり集団で行動することはなく、いても1匹か2匹。しかも、巣をつくってエサを格納し卵を産むと、もう帰ってこない、らしいです。芋虫などに麻酔をかけた状態にしたものが餌になり、卵がかえるとそれを栄養にしながら育ち、来春に巣立つ、らしいです。巣をつくって卵を産んだところで巣を撤去しようとすると攻撃される恐れがあるので、子供が巣立ってから撤去するのが得策とのこと。しかもブンブン飛び回るわけではなさそうなので、蜂の中でも我々と共存できるタイプのようです。

そのドロバチの天敵がドロバチヤドリニクバエ。ドロバチがつくった巣に自分の幼虫を産み付け、エサを横取りして育つのだそうです。確かに、せっせと巣をつくっているドロバチを小さなハエが2匹果敢に攻めています。というか、巣に産み付けるタイミングを狙っているのですね。先週末にその攻防が繰り広げられていたのですが、その後、蜂もハエも来なくなったので、巣づくりは完了して入口も埋めてしまったのかもしれません。

来年の春、ドロバチの子供が巣立った後に、解体して中の構造を見るのが楽しみです。