早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

信州にも順調に春が来ています 2番花

2021-03-31 | 野鳥・生き物

長野市でも29日に桜の開花宣言がなされたようですが、ようやく我が家では「梅」が開花しました。計ったように昨年と同じ3月27日に開花。我が家の梅には暖冬は関係なかったようです。壇香梅(ダンコウバイ)は3月25日、去年より一日早いですが、例年通りといったところです。まだ蕾もありますが、この壇香梅、近くで見ると咲いたそばから終わりに近づいているようで命短しです。毎年思いますが、野生の植物は自己主張せずに密やかに咲いて、短い春を終えていくような気がします。

そして、このエリアで自生しているウグイスカグラも可愛い花を咲かせています。葉っぱと花と同時に咲かせるのもあるようですが、我が家のウグイスカグラは葉っぱより先に花が咲きます。ちなみに、このあたりに自生しているのは深山ウグイスカグラというのが多いようです。これもまた自己主張しないので見落としがちですが、雑木林の中でもさっと(ごちゃごちゃ)している白い幹&枝を見つけたら、大体ウグイスカグラだと思います。初夏になると赤い実がなり、小鳥たちがついばみにやってきます。

次に開花するのはジューンベリーかレンギョウか?ジューンベリーは昨年1月に植えたので開花が5月に入ってからだったのですが、二年生の今年はもう少し早く開花しそうな勢いです。枝の先が日に日に膨らんで春を感じさせてくれます。でも実はジューンベリーも、ここから花が咲くまでは長いです。。

毎日何が咲くのか楽しみで目が離せない季節となりました。

 


カワラヒワの策略?

2021-03-29 | 野鳥・生き物

信州もようやく最低気温が氷点下の日が少なくなってきました。我が家に遊びに来る野鳥たちも、そろそろ自然の餌を獲得できるようになるころでしょうか。餌台に餌をのせるのも控えめにして、水場の提供に励もうかな、という季節です。もちろん、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、カワラヒワ、アトリは常連でやってきますが、最近はカワラヒワの滞在率が高くなりました。昨シーズン来ていたカワラヒワはヒマワリの種を好んで餌台を独占しシジュウカラの邪魔をしていたのですが、今年の子は植物の種子などの小鳥の餌が好みのようです。

↓まったりと餌をついばむ様子

しかし、この餌置き場は先に来たもの勝ちで二羽目が来ると威嚇して追い出してしまいます。そうすると、追い出された子は他にないかな、と探すわけで餌台にも上ってみます。餌台にはシジュウカラたち用のヒマワリの種を置いているのですが、今年のカワラヒワはヒマワリの種を割る努力をしたくないようで、咥えるけど「これ無理っ、いらないっ」という動作をするのです。

↓拾って

↓割れないからいらないっ!餌台の外にぽいっ

後から餌台にやってきた来たシジュウカラたちは、餌がなくてしょんぼり。目ざとい子は下に落とされたヒマワリの種を見つけて、ちゃんと拾ってきますが、落ち葉に埋もれたりしてなかなか発見は難しい感じです。餌台から餌がなくなっても、そこにカワラヒワ用の餌は置かないのですが、もしかしたら、なくなったら自分たちの餌がもらえるかも~なんて企ててる?わけではないですね。

まあ、当人たちは大変だけど、毎日笑わせてくれて感謝です。


昔々のことですが・・・ワインエキスパート受験記

2021-03-27 | 資格

かれこれ10年以上前、ワインを飲むだけではなくて、もう少し知識が増えるとたのしいかな、と思い、勉強してみました。友人がソムリエ試験を受けるのに、何か参考になる情報はないかという話があったので、思い出して書いてみることにしました。10年前の話なので参考になるかどうかは?ですし、そもそも、制度が変わってしまった国もある。イタリアのDOCGなんて今は70銘柄以上あるようですが、私が勉強したときは44銘柄でした。2倍近いですね、恐ろしや。

そもそも、最初は資格試験を受けることは想定しておらず、ただ楽しく吞むために色々知りたい、というのが目的だったので、独学ではなくてワインスクールに通いました。出不精のワタシにピッタリのところ・・・・通勤途上の駅近に個人のワインスクールを見つけ、ワインを楽しむ入門講座に行ってみたのが始まりで、多くても6人という少人数の講座だったのも私好み。少人数だと疑問に思ったことを質問するのに「勇気」がいらないし、とてもアットホーム。しかもその日学んだワインを試飲するのも楽しい!ということで、すっかりそのワインスクールが大好きになり、入門講座が終わったところで、ソムリエ・ワインエキスパートの試験対策講座にまで手を出してしまった、という流れです。ちなみに、その年のソムリエとエキスパートの試験範囲の違いは(確か)オーストリアを含むか否かだったので、ソムリエもエキスパートも同じ講座を受講していました。

ということで、独学ではなかったのですが、ワインスクールで学ぶことで、時間の節約にはなりました。テキストもわかりやすくまとめられているし、語呂合わせも自分で考えるのもいいのですが、やはり既に用意されていると便利。語呂合わせは試験用だろ、ワインを愛するためには邪道じゃ?と思われるかもしれませんが、試験に関係なく、結構役に立っています。例えばブルゴーニュで・・・マル・フ・ジ・モレシャン・ヴ・ヴォー・ニュイ、とつぶやきながらワインカントリーを南下していったり・・・シャンパーニュでは「デブでオイリーな・・・」という感じです。

「マル・・ジ・モレシャン・ヴ・ヴォー・ニュイ」

「・・モレシャン・・」

ワインスクールに通えば情報が整理されたテキストでインプットしてくれますが、独学の場合、最初からソムリエ協会の本を読み始めるとおなか一杯になってしまいそうな気がします。まずは過去問に目を通して、どのあたりが論点かを理解してから、ソムリエ協会の教本を読むのがお薦め。もちろん、簡単にまとめられたテキストを調達すると、より理解しやすいのではないかと思います。もちろん、時間があれば教本をじっくり読むのがベストです。

私自身は、ワインスクールのテキストにプラスして、通勤時に読めるような参考書と過去問を用意し、更に電車の中では受験生のように単語帳もめくっていました。この「30日間ワイン完全マスター」はなかなかうまくまとめられていたので、いまだにワインを飲む時、選ぶ時に疑問があるときは開きます。これは2010年のですが、現時点で「30日間ワイン完全マスター 2020 (Winart Books) 単行本 – 2020/4/23」というのが出ていますね。もちろん、30日間ではマスターできないです。

過去問は↓これを使いましたが、通勤時に持ち運びやすいという観点だったので、もっといいのがあるかもしれません。

2次試験向けの試飲は出来ればワインスクールなどを頼るのがお薦め。試飲のコツがわかるし、同じワインの香りを嗅ぎながら「●●の香りがしますね」と言われると、香りは分かるけど何の香りかな?と思ったものの答えがその場でわかる。「××の香りもしますか?」と確認できるのもスクール(規模の小さいとこに限るかもしれませんが)に通うメリットです。こういう香りを感じたらこの品種、というのを自分なりに整理し、その品種の時は回答欄のこことここにチェックする、というお決まりのパターンを身に着ける。ここは試験用に割り切るのがいいと思います。

私の場合、自宅では単一品種のワインを数種類用意し、試験前は毎日ブラインドで家族に出してもらっていました(その頃の冷蔵庫のポケットはワインでいっぱい)。それでも、自分で調達しているのだから意外なものは出てこないのが難点です。なお、同じブランドの品種別の方が特徴が取りやすいと聞いたので、リーズナブルで調達しやすいもので実践していました(例えばコノスルとか)。そういえば、神楽坂のワインバーでブラインドテイスティングさせてくれていたので、そこに通ったこともありました。ただ飲みたかっただけ、かもしれませんが。ちなみに、本番のテイスティングで「テンプラリーニョ」をあてられたのは、ちょっと嬉しかったです。

尚、私が受験したときは、ワインが4種類、その他の酒類が2種類でした。「その他の酒類」はグラッパとかカルバドスとかですが・・・これを自宅で相当量揃えるのはなかなか難しいので、やはりスクール頼みかもしれません。10年前にもソムリエ試験用の試飲セットを販売しているサイトもあったので、活用するのもいいと思います。

あと、これは↓テイスティングワインを選ぶ時に参考にしましたが、余力があればのレベルです。

その他、料理とのマリアージュについては、知識として定着させるのは実際食べてみることだと思います。リースリング×キッシュロレーヌ、コンテチーズ×ジュラのワインなど。試験と関係なく自分も楽しめるし、これからの人生を豊かにしてくれると思います。

#時代の違いもさることながら、ソムリエ試験には論述や実技があるので、筆記と試飲の部分だけの参考程度に。


花は咲かないけど・・・野鳥たちに春がきた

2021-03-26 | 野鳥・生き物

梅も桜もまだ開花しませんが、鳥たちには春が来て恋のシーズン真っ只中のようです。厳寒の時期は餌の取り合いはあったものの、それ以外のバトルはあまり見かけなかったのですが、3月に入って、追いかけっこが多くなってきました。なんだか、とても慌ただしく飛び回っています。そして、そんなことをしていると、間違って窓にぶつかってしまう子も。。。

先日、ふとデッキを見ると、何か丸いものが・・・アトリちゃんです。アトリは日本では冬鳥で、この季節にはカワラヒワと一緒に近所を飛び回っています。この子、小さく震えて丸くなっています。が、生きているようだし、見守ることにしました。前回ぶつかったシジュウカラはひっくり返って気絶していたので目を開けるまで保護しましたが、野鳥を触るのは最小限にすべきですよね。

前回のシジュウカラも1時間くらいで復活したので、アトリ君もきっと大丈夫だろうと観察。ちなみに、近くの餌場に仲間はきていますが、助けに来ることはありません。まあ、助ける方法は思いつきませんが。

水くらいあげたら元気になるかな、と思いましたが、脅かすといけないのでやめました。そして目を開けている時間が長くなり、鳴き声(や音)に反応してキョロキョロし始めました。そんなところに、この子の後ろにあるお皿の水を飲みに、ヒヨドリがやってきました。ヒヨドリは攻撃をするわけではありませんが、自分より大きなモノが近くに来たことに恐怖を感じたのか?飛ぶきっかけになったようです。

少し伸びをして飛ぶ方向を定めたようです↓

飛ぶ直前↓

既にいませんが・・・おもらししてました(#^^#)

激突して飛び立つまで、大体1時間強。脳震盪のような状況なのでしょうが、飛び立ってくれて一安心です。ここにカラスとかが襲ってくると恐ろしいことになるんでしょうね。また、激突の状況によっては復活できないようで、以前、激突して落ちたまま死んでいた子もいました。せっかくの春だから、激突せずに楽しく恋をしてほしいものです。


花が咲かないので・・・ブックカバーチャレンジその2「おばあさんの野菜と仲よくなる本」

2021-03-24 | 食・ワイン

世の中は桜も開花し、お花見散歩した~という投稿が増えているのですが、こちらオオイヌノフグリ(小さっ)の開花以降、次の花が咲きません。どのくらいか、というと・・・・去年(3月26日)一番に咲いたダンコウバイがこのくらい↓(ボケボケですが、まだまだ咲いていないことが分かると思います)

そして、その次に咲くはずの梅もこんな感じ↓。そろそろか、と思わせるのですが、経験上、ここからが長い"(-""-)"

ということで、一年前の【7日間ブックカバーチャレンジ】の続きを一冊

「御代田から おばあさんの野菜と仲よくなる本」 村田ユリ(海竜社)
御代田に移住した著者村田ユリさんが「野菜の生い立ち・歴史、栄養素や調理・保存方法など」をその野菜のスケッチと共に綴ったもの。スケッチはもちろん村田さんの自作で、モノクロですが今にも本から飛び出してきそうな瑞々しさが感じられます。この本を読んだ後に直売所に行って旬の野菜を手に入れる、ささやかな楽しみです。
村田さんによると近所の沢の湧水にはクレソンが生えている、と。・・・散歩中にチェックしたら確かに生えていました。ただの雑草かと思っていましたが、確かに野生のクレソン(馬ぜり)でした。移植して栽培したいくらいですが、残念ながら自宅内に清流がないので諦めました。

この付近に住んでいる方はもちろん、どこに住んでいても役に立つ一冊だと思います。ちなみに、まだネットでも取り扱いがあるようです。