早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

マイブーム 群ようこ

2024-02-08 | 早期リタイア

冬になると畑仕事もなくて結構暇な日が続きます。薪ストーブの管理とか確定申告とか、この季節特有の作業はあるものの、それでも、夏に畑に出るほどの稼働はないため、自ずと読書三昧になります。最近のマイブームは「群ようこ」さん。ふと図書館で手にした「パンとスープとネコ日和」という小説がなんともいい感じで・・・一番気に入ったのは猫の描写ですが・・・まずはシリーズ5冊を読破しました。会社を早期リタイアしてスープのお店を始めた50代独身女性が主人公なのですが、まあ飼っているネコとの会話(実際は会話ではなくて空想描写なのですが)が秀逸で、犬好きの私でも(?!)猫を飼いたくなります。彼女のネコとの会話は野鳥と私の会話に通じるものがあるかも(笑)。

そのシリーズを読み終わったので次は同じく群ようこさんの「れんげ荘」という小説を読み始めました。こちらはパラサイトで暮らしていた40代独身女性が自宅(というか母親)が嫌になり一人暮らしを始める話。(しかも、月10万円で暮らせるくらいのお金をためて有名広告代理店を早期退職)

超多忙だった主人公が急に暇になって「これでいいのか」と悩んだり、平日に図書館に行くと老人ばっかりで自分が異質に思えたり、という感じで進みます。「終わった人」にも同じような描写がありました。そして、早期退職した当初や冬になって時間を持て余している私自身、共感するところが結構あったりします。シリーズ後半になるとネコも登場するようなので、またネコの描写を楽しみに読み進めます。群さんの本、しばらく楽しめそうです。

●おまけ● 読書記録は引き続き、Readeeでやってます


DIE WITH ZERO

2023-12-13 | 早期リタイア

最近読んだ「お金」に関する2冊の本。一冊は人生が変わった、という知人(40代)がお薦めしていたもの。

もう一冊は口コミが気になって読んでみたもの。

前者は頷けるところもあるのだけど、読むには私自身がちょっと歳をとりすぎたかという印象。後者は著者が日本人ではないので日本に既にある仕組みとはそぐわない部分があるものの、著者と年代が同じなのでまあまあ納得。この本ももう少し若いうちに読めてたら、尚よかったかな。しかし、途中経過はさておき、結果的には二冊ともDIE WITH ZEROというテーマで書かれているのです。「お金の使い方」について目からうろこの二冊なので、この話に合意してもしなくても、自分の生き方について考えるいい機会になると思います。読むならばできるだけ早いうちに。。。

若いころ(20代~30代)は体力はあるけど時間とお金がない。40代~50代は体力はまあまああるし、お金もまあまああるけど、時間がない。リタイアした60代はお金も時間もあるけど体力が衰え始めている。この本によると、若いころは借金してでもいろんな経験をすることに重点を置く、という考え方。そして、死ぬときに子供に遺産を残すくらいならば、子供が若いころにお金を与えた方がより有意義に使ってもらえる、ということ。例えば親が80歳で死んだとして、子供は50代以上。そのころ子供にも一定の資産がある(はず)、それならば、その子が体力はあるけどお金のない20代や30代の頃にお金を与えた方が有意義に使ってもらえる、確かにその通り。

私自身、若い頃には「リタイアして退職金と自由を手に入れたらあれもやりたい、これもやりたい、だからお金をためておこう」なんて思っていた。しかし「お金と自由を手に入れた頃には、体力が衰え遠くへ行くのが億劫になっているはず」ということに気づいたので、30代を過ぎたころからお金がかかっても「なるべく遠くから」という方針で旅しています。

また、お金という観点では、ある一定の年齢になったら増やすことに時間を使うのではなく、使い始める(減らし始めてよい)。体力のあるうちに経験・体験に使うのが一番有意義な使い方、と書かれています。私の場合、早期退職してサラリーマン時代にできなかったことを実践しているので、既に「使い始める」時代に突入しているのですが、もっと歳を取った時に50代であれをやっとくべきだった、とならないように計画的に進めていかねばと再認識しました。

ということで、まずは、死ぬまでにやりたいことをピックアップ、そして、すぐやりたいこと、これから5年以内にやりたいこと(早々にやらないとやれなくなりそうなこと)、10年以内にやりたいこと(なるべく早くやらないといけないこと)、次は・・・と計画を立てるのです。で、計画だけではなくて実践しなければ。

コロナの引きこもりで「経験」の計画(?!)が停滞しているので、来年はガツガツ楽しみたいと思います。

#今年の漢字は「決」ってな感じでしょうか


続・読書記録してますか

2021-03-09 | 早期リタイア

以前、読書記録してますかという記事でブックフォワードをご紹介したのですが、諸事情あり新たな読書記録ツールを探すことにしました。もともとエクセルで管理していたくらいなので有料管理は想定外です。しかし、無料のツールの場合、ある日使えなくなることを想定しておかねばならない。だからといって、突然なくなると困る・・・ということで、無料だけどなくならなさそうなものを探してみました。

結果、楽天の書店アプリReadee。購入につなげることが目的(だと思う)なので、広告宣伝費の一部なのかと。突然なくなることがないことを信じて使い始めました。ただ、これまでのデータを移行する=csvデータのインポートにはDropboxのアカウントが必要です。Dropboxのアカウントを持っている方には使いやすいツールだと思います。

使い始めてほぼ一年たちましたが、サーバーへのアクセス不具合などもなく快適に使えています。PCでの機能よりもアプリを重視しているようで、PCで一部の機能には対応していないのはちょっと残念ですが今のところ満足しています。とにかく、改悪されたり閉鎖されたりしないことを祈ります。

ちなみに、最近は図書館のサービスでマイ本棚とかありますが、今通っている図書館のマイ本棚は当該図書館にない書籍は登録できないので、過去の履歴が管理できず・・・専ら次に借りる本の管理棚として活用しています。それでも、思いついたときに登録できるのは便利です。


ある日突然訪れた・・・第2弾 更年期性リウマチ

2020-12-21 | 早期リタイア

二年半前の「テニス肘と五十肩」に続く、「老化現象」(泣)の話です。

今年の夏、突然手先がしびれるようになってきました。就寝時だったので、手が体の下に入っててしびれているのかと思っていたのですが、毎日同じことが起こるようになってきて、しかもだんだんひどくなってきます。ひどいときは痛くて目が覚めるくらいになってきたので、これはまずいと思い病院に行ってみることにしました。

では、何科にいけばよいのでしょうか?例によってググってみると・・・「しびれ」というのは厄介なもののようで、原因が様々。左右同じようにしびれるのか、五本の指全てしびれるのか、手以外にもしびれているのか、突然起こったのかどうか、起きていても寝ていても起きるのか、など色々な症状を勘案しなければらなないとのこと。しかも、それでも原因が特定できるかどうかは?のようです。で、何科を受診すればよいか、というとまずは神経内科、近くになければ脳外科か整形外科、のようです。神経内科は行きなれないし、以前テニス肘でお世話になった整形外科に行ってみることにしました。しかし、コロナで受診を制限していてすぐに予約が取れなかったので、新しく近所にできた整形外科に行ってみました。

まず、整形外科的には「手根管症候群」を疑うようですが、指先がしびれるという点は合致しているのですが私の場合は他の症状が違うようです。次に頸椎症を疑い頸椎のレントゲンを撮りましたが、これも問題なし。ということで、原因不明ですが、メチコバール錠を処方され、しばらく服用して様子をみることにしました。メチコバール錠は「神経の核酸・蛋白合成を促進し、軸索再生、髄鞘形成を促すことにより、傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善。通常、末梢性神経障害の治療に用いられる」とのことです。ビタミンB12系のようですが、こういうのって時間をかけなければならないのだろうな、と思いつつも1ヶ月半経ってもほとんど改善しませんでした。そこで、漢方薬や鍼治療ができないかと相談してみましたが、その先生はあまり東洋医学に詳しくなくて漢方の処方もできない、とのことだったで東洋医学系のクリニックを紹介してもらうことに。

自宅からは少し距離がありますが、東洋医学専門のクリニックが隣町にあるのは知りませんでした。私自身、即効性のある薬よりも、体質改善も含めて漢方薬で体を元に戻していく東洋医学の方が好みなので、もっと早く見つけて最初からこちらに行けばよかったのかも・・・結果、すごい!先生は私の手の平をみただけで判断してくれました。もちろん、レントゲンも撮り、そちらに問題ないことも理解したうえですが。しびれている方の手のひらの肉球部分(人間の場合、これは肉球って言うのだろうか)がむくんでいます。言われて初めて左右の手のひらを見比べると、確かに違うのです。結論は「更年期性リウマチ」3ヶ月もすれば治りますよ、と。素晴らしい!(当然ながらリウマチが素晴らしいわけでも、更年期が素晴らしいわけでもないです)また、冷え性なので併せて改善していきましょう、と。処方されたのは「薏苡仁湯(ヨクイニントウ」とブシ末。ブシ末というのはトリカブトの根っこだかから出来ているのだそう。

 

この二つを服用するのですが・・・ブシ末は細かすぎてこのまま服用するのは困難。予め「薏苡仁湯」の袋にブシ末を移すと吞みやすいですよ、とアドバイスを受けました。しかし、移すにしても粉が細かすぎて面倒なので、毎朝その日の3回分をまとめてやっています。食前服用で呑むのさえ忘れがちなので、さらにブシ末を移すという作業が突然発生するとめんどくささが倍増してしまうのです(めんどくさいのは私だけかもしれません)。

この他に薦められたのはエクオール。大塚製薬さんのサイトによると、「女性の健康と美容をサポートする成分が大豆イソフラボン。しかし近年、この大豆イソフラボンの恩恵を受けられる人は限られていることが明らかに。「エクオール」は大豆イソフラボンが、腸内細菌の力で変換されて生まれる成分。」ということで、最近注目されています。「日本人女性の2人に1人は、大豆イソフラボンを摂取しても、体内でエクオールを作ることができない」らしいのですが、実は、以前検査キットで調べたところ、私はその作れる1人であることが分かっていたのでこちらは断りました。いずれにせよ、一度に色々服用開始すると、何が効果があったのか分からなくなるのも嫌だったので。

尚、このクリニックでは診察、処方の後に鍼治療もお願いできます。こちらは保険適用外ですが、リーズナブルだし診察を受けての鍼なので効果が大きいと信じています。

ということで、3か月たってほぼ完治という状態ですが、冷え性もあるのでもう少し通ってみたいと思っています。


厚労省の統計調査の不正問題 その後

2019-12-12 | 早期リタイア

今年(2019年)の3月頃、厚労省が作成する統計で不正が行われていたことがニュースになりました。不正が指摘されたの「毎月勤労統計調査」。これは賃金や労働時間に関する統計で、GDPなどの色んな指標が大なり小なりゆがんでしまった、ということになるようです。ただ、その統計を使ったデータで支払いや支給を受けていなければ、個人的な損得感が薄く、それ今年のことだったっけ?と忘れてしまう人も多いのでは?とはいえ、影響がある人は延べ2000万人にも上るのだそうです。

そして、早期リタイアして基本手当(いわゆる失業手当)をもらった私もその2000万人の一人でした。春にニュースになったときは気にしていましたが、すっかり忘れてしまっていた今頃になって「お知らせとお願い」がやってきました。ようやくここまでたどり着いた、というとこでしょうか。提出すべき書類は「払渡希望金融機関変更届」というものです。追加支給はいくらなのだろう?と思って中を見ると・・・・書いてありません。

なんと、この届を出した後に厚労省で精査をし、「追加給付がない場合は書類は返送させていただきます」とのこと。返送代はどれだけの費用になるんでしょうかね?さらに、追加給付額の目安をサイトで試算できるとあったのでアクセスしてみました。ちなみに、「追加給付 簡易計算」という検索でヒットします。試算した結果、私に追加給付されるのは0円~5円/日だそうです。私の受給日数は150日だったので、一番多くもらえたとしても750円です。この書類を作成する費用、郵便の往復料金、振込手数料、まったくバカな話です。ただでさえ年金財政がひっ迫しているのに、こんなことに追加で経費をかけざるを得なくなったことを改めて国民に謝罪してほしいです。

そして、個人的に不思議だったのは提出書類が「金融機関変更届」となっているところ。指定は削除されて変更となっているところに違和感を感じました。

斜め読みでは、何を変更するのかさっぱりわかりません。よくよく読むと、恐らく(ですが)手当受給時に安定所に登録されていた金融機関を変更する、もののようです。「安定所が記入するので記載不要」となっている欄に元の金融機関名が記載される部分があり、現時点では記入されていないためどの口座かも分かりません。これから記入する口座と同じ口座かもしれないわけです。ちなみに、現在受給中の人が受給の口座と異なる口座を指定すると、受給中の給付もその口座に振り込まれることになってしまうので、その人たちにとっては「変更届」であるのは確かです。既存の書類を流用したためにこういうことになっているのでしょうが、説明不足すぎます。

また、どういう理由かわかりませんが、精査した追加支給額を予め提示すべきだし、受給時の口座情報ありきなのであれば、受給時の口座を提示した上で、その口座でOKか変更かを返信する、という手順にできないものでしょうか。精査するのに時間がかかるから文句が出る前に早いとここの書類を送ってしまおうとか、口座を連絡してこない人がいたら払わなくていいからラッキーとか?・・・ないか(笑)、大人の?事情があるのかもしれませんが、なんだかうさん臭さを感じるのは私だけでしょうか。

ああ、わかってはいたけど、なんだか厚労省ってイケテない。そして、厚労省絡みの資格を2つ持っている自分、イケてない資格を持っているイケてない人間になったようでちょっと悲しくなるのでした。