二年半前の「テニス肘と五十肩」に続く、「老化現象」(泣)の話です。
今年の夏、突然手先がしびれるようになってきました。就寝時だったので、手が体の下に入っててしびれているのかと思っていたのですが、毎日同じことが起こるようになってきて、しかもだんだんひどくなってきます。ひどいときは痛くて目が覚めるくらいになってきたので、これはまずいと思い病院に行ってみることにしました。
では、何科にいけばよいのでしょうか?例によってググってみると・・・「しびれ」というのは厄介なもののようで、原因が様々。左右同じようにしびれるのか、五本の指全てしびれるのか、手以外にもしびれているのか、突然起こったのかどうか、起きていても寝ていても起きるのか、など色々な症状を勘案しなければらなないとのこと。しかも、それでも原因が特定できるかどうかは?のようです。で、何科を受診すればよいか、というとまずは神経内科、近くになければ脳外科か整形外科、のようです。神経内科は行きなれないし、以前テニス肘でお世話になった整形外科に行ってみることにしました。しかし、コロナで受診を制限していてすぐに予約が取れなかったので、新しく近所にできた整形外科に行ってみました。
まず、整形外科的には「手根管症候群」を疑うようですが、指先がしびれるという点は合致しているのですが私の場合は他の症状が違うようです。次に頸椎症を疑い頸椎のレントゲンを撮りましたが、これも問題なし。ということで、原因不明ですが、メチコバール錠を処方され、しばらく服用して様子をみることにしました。メチコバール錠は「神経の核酸・蛋白合成を促進し、軸索再生、髄鞘形成を促すことにより、傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善。通常、末梢性神経障害の治療に用いられる」とのことです。ビタミンB12系のようですが、こういうのって時間をかけなければならないのだろうな、と思いつつも1ヶ月半経ってもほとんど改善しませんでした。そこで、漢方薬や鍼治療ができないかと相談してみましたが、その先生はあまり東洋医学に詳しくなくて漢方の処方もできない、とのことだったで東洋医学系のクリニックを紹介してもらうことに。
自宅からは少し距離がありますが、東洋医学専門のクリニックが隣町にあるのは知りませんでした。私自身、即効性のある薬よりも、体質改善も含めて漢方薬で体を元に戻していく東洋医学の方が好みなので、もっと早く見つけて最初からこちらに行けばよかったのかも・・・結果、すごい!先生は私の手の平をみただけで判断してくれました。もちろん、レントゲンも撮り、そちらに問題ないことも理解したうえですが。しびれている方の手のひらの肉球部分(人間の場合、これは肉球って言うのだろうか)がむくんでいます。言われて初めて左右の手のひらを見比べると、確かに違うのです。結論は「更年期性リウマチ」3ヶ月もすれば治りますよ、と。素晴らしい!(当然ながらリウマチが素晴らしいわけでも、更年期が素晴らしいわけでもないです)また、冷え性なので併せて改善していきましょう、と。処方されたのは「薏苡仁湯(ヨクイニントウ」とブシ末。ブシ末というのはトリカブトの根っこだかから出来ているのだそう。
この二つを服用するのですが・・・ブシ末は細かすぎてこのまま服用するのは困難。予め「薏苡仁湯」の袋にブシ末を移すと吞みやすいですよ、とアドバイスを受けました。しかし、移すにしても粉が細かすぎて面倒なので、毎朝その日の3回分をまとめてやっています。食前服用で呑むのさえ忘れがちなので、さらにブシ末を移すという作業が突然発生するとめんどくささが倍増してしまうのです(めんどくさいのは私だけかもしれません)。
この他に薦められたのはエクオール。大塚製薬さんのサイトによると、「女性の健康と美容をサポートする成分が大豆イソフラボン。しかし近年、この大豆イソフラボンの恩恵を受けられる人は限られていることが明らかに。「エクオール」は大豆イソフラボンが、腸内細菌の力で変換されて生まれる成分。」ということで、最近注目されています。「日本人女性の2人に1人は、大豆イソフラボンを摂取しても、体内でエクオールを作ることができない」らしいのですが、実は、以前検査キットで調べたところ、私はその作れる1人であることが分かっていたのでこちらは断りました。いずれにせよ、一度に色々服用開始すると、何が効果があったのか分からなくなるのも嫌だったので。
尚、このクリニックでは診察、処方の後に鍼治療もお願いできます。こちらは保険適用外ですが、リーズナブルだし診察を受けての鍼なので効果が大きいと信じています。
ということで、3か月たってほぼ完治という状態ですが、冷え性もあるのでもう少し通ってみたいと思っています。