早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

年末年始は「きっとうまくいく」

2018-12-28 | どうでもいい話
先日ある講演で講師の方がお薦めしていた映画の紹介です。その講演は「口コミ」が消費者行動に与える影響がテーマであり、特に自分に趣味嗜好の近い人の口コミは最大限の効果を発揮する、というものでした。その講師が私と趣味嗜好が近いかどうかはさておき、非常にお薦めされたのでその口コミは如何に?の実験も兼ねて観てみました。

その映画「きっとうまくいく」は2013年公開のインド映画ですが、現在Amazon primeで100円でレンタルできます。後で知ったのですが、インドの映画興行収入1位を獲得した映画だそうで、口コミじゃなくても、そのうち観たのかもしれません。あまり期待して観るとダメだなとおもいつつ、Amazon primeの評価がall5という状況。そんなに皆が5をつけるなんて逆に怪しい?とうさん臭さ大で観始めました。

個人的な趣味の問題もあるかもしれませんが、20年くらい前に見た「踊るマハラジャ」というインド映画と同様、映画の途中にミュージカル仕立ての音楽が挿入されているところが、鼻白みましたが、初めてインド映画を観た人にはウケるかもしれません。かくいう私自身も「踊るマハラジャ」を最初に見た時はそのミュージカル仕立てのシーンを楽しんでいましたので。ただ、そのあとインド映画を観ると、いつもそういうシーンがあるので、ああこれはインドのお決まりなのか、と。一時期の韓国ドラマを見ていて、出生の秘密と記憶喪失と義兄弟のいじめ、とかがお決まりになっているのに通じるな、と思いました。

このブログを観て映画を観る人がいるかもしれないので、ネタバレは避けますが、時々くすっと笑えて、観た後に気分爽快になる映画です。2時間50分とちょっと長いのが玉にきずで、間延びしてしまいます。私も途中で休憩して後半を観ましたが、そのくらいがちょうどいいかもしれません。ちなみに、最期に色んな話が繋がってくるので、注意深くみておくのをお薦めします。私は気になった部分があったので、結局2回観てしまいました。

年末年始の番組に飽きた頃に、ちょっとブレイク、いかがでしょうか。

もう一度行きた・・・くない「マダガスカル」 

2018-12-27 | 海外旅行
サラリーマン時代は仕事のストレス発散のためにしょっちゅう旅をしていました。どちらかというと、旅するために働いていた、と言った方がよいかもしれません。旅行に行く休みが取れなくなったら、きっとそれが理由で会社を辞めていたと思います。
それはさておき、もう一度行きたいところ、ってのは結構ありますし、どちらでもよい、もありますが、もう二度と行きたくないところは珍しいです。「マダガスカル」一回は行っておいてよかったのですが、もう一回行くかと言われたら・・・?!

我々が行ったのは2012年のGW。現地での移動手段を考慮して、バンコクからマダガスカル航空で飛びました。航空券は自己手配で現地の地上手配を旅行会社に依頼していたのですが、観光客の行きたいところが大体同じなので、バンコクからフライトが一緒だった日本人ツアー団体と1週間ほとんど同じルートでした。

マダガスカルの観光地は点々としているのと、その観光地間の交通手段が飛行機しかないため、毎日飛行機に乗って移動する羽目になります。飛行機は搭乗までに余裕を持った到着が余儀なくされるため空港での待ち時間が多くなります。また、ベレンティなんて空港から悪路を延々と車で移動しなければならないので、甘く見て酔い止めを飲み忘れようもんなら・・・使い物にならないくらいヨレヨレになります。ついでに、マダガスカルが悪いわけではないですが、アフリカでも南米でもおなかを壊すことはなかったのに、ここではおなかを壊して帰りの飛行機は死にそうでした。気を許して、生野菜を食べてしまった私が悪いのですが・・・。

しかし、この旅も悪いことだけではなく、ベレンティでガイドをしてくれたBonoisさんはとても優秀な学者肌の方で他のガイドが見つけられなかったレムールを見つけてくれたし

この写真を撮った時のこと、思い出しただけで微笑んでしまいます。
また、バオバブの並木道やシファカ、ワオキツネザルなどのレムール達。もちろん、レムールに出会えても出会えなくても、それは自然を楽しんでいるのだからとても興味深かったし、日向ぼっこしているワオキツネザルもバカバカしくてほほえましい。


思い返してみると、本当はもう一回「ためしに」行ってみたいのかもしれません。但し、体力勝負なので歳を取る前に。

リピートしてます アルザス2<旅のお薦め>

2018-12-26 | 海外旅行
昨日書いた通り、初めてのアルザスはコルマールに滞在しましたが、次はもっと小さい街に、ということで選んだのが「エギスハイム」。コルマールの南西にある人口1600人の小さな街です。
この時もチューリッヒに到着しレンタカーで移動しました。ちなみに、スターアライアンスでいい航空券が見つからなかったので、キャセイパシフィック。これもまた現地時間の6時半にチューリッヒ到着。今回は先にシャンパーニュ地方に向かったので、300キロの運転となりましたが、いずれにせよ眠くない時間帯の運転ですのでばっちしです。

エギスハイムでは城壁で囲まれた本当に小さな小さな街で、あっという間に一周できます。また、城壁の周囲をジョギングしたのですが、周囲でさえ1キロ~2キロというレベルで、何周もしないとジョギングにもならない感じでした。まあ、そんなに小さい、ということです。近くの丘には、今は廃墟となっていますが「LES TROIS CHATEAUX」があり、トレイルラン気分で走りに行くこともできます。街の案内所にエギスハイムを散歩するための地図がありますが、トロワシャトーに行くときは道が分かりづらいところがあるので要注意です&足元はしっかり歩ける靴で行くことをお薦めします。

なお、これだけ小さな街なのにワイナリーや試飲できる販売店が複数あり、他の街に行かなくても十分ワインが楽しめます。


チーズとドライフルーツやサラミを買ってきて部屋で楽しむ。もう最高なのです。


この時の宿もキッチン付きのアパートメント。私が宿を選ぶポイントは、ベッドがツインであること(または2つあること)・・・旦那の寝返りでマットが揺れると眠れません、キッチン付であること、洗濯機があること(これで荷物が軽減できます)、大体これで絞り込めて、これまでそんなに外したことはありません。この時の宿は「Le Bouton d'Or」。予約サイトの写真で見るとちょっと古ぼけたように見えましたが、実際はとても素敵な宿で大満足でした。

やっぱりアルザスは楽しい🎵

クリスマスと言えば・・・アルザス<旅のお薦め>

2018-12-25 | 海外旅行
クリスマスといえばドイツのクリスマスマーケット。今年は横浜の赤レンガ倉庫でもクリスマスマーケットが実施されているようですが、アルザスはクリスマスマーケットの聖地なのだそうです。アルザス地方はまだ2回しか訪問していませんが、是非リピートしたい旅先の一つです。

ワインカントリーに旅するようになって10年以上が経ち、だんだん街滞在の楽しさも分かってきました。その中でもイチオシはアルザス地方。初めてアルザスを目的地にしたのは2014年。その前の年に乗ったクルーズ船で食事を共にしたご夫妻がストラスブール在住ということで、一度行ってみようということになったのでした。

しかし、ストラスブールは大きな街なので、滞在するならばもう少し小さい街にしよう、と「コルマール」という街を選びました。我々は「暮らすように旅をする」がモットーなので、ホテルではなく気に入ったアパートメントがあるところが滞在地になります。結果的には、そのアパートメント「Les Appartements de Home Petite Venise」のロケーションは最高で、近くに大きなマルシェもあり、大正解でした。このコルマール、滞在地に選ぶまで全く知らなかったのですが、ジブリの「ハウルの動く城」のモデルとも言われています。


日本からの移動手段として・・・UAマイラーの我々は、その時最安値だったタイエアーでチューリッヒに到着し、そこからレンタカーで移動しました。チューリッヒからコルマールまで大体150キロくらい。現地時間の朝到着するので、まだ眠たくない時間に移動が出来るのもメリットです。また、チューリッヒに乗り入れているアジアの航空会社は多いので、スイス国境に近いエリアに旅するときはチューリッヒ空港を使うことが増えました。現地出発は午前中が多いので、最終日だけ空港近くの宿に宿泊するのですが、ホテルはいつも同じで「Hotel Welcome Inn Zürich-flughafen」。リーズナブルで空港シャトルがあり、近くにジョギングできる森もあるので愛用しています。

なお、アルザス地方には小さなかわいい街が沢山あるので、レンタカーでの移動をお薦めします。運転手はお酒を我慢することになるのが残念ですが、その分、おいしいものを調達して宿に帰って宴会すれば、そんな我慢も忘れてしまいます。実は、少し小さい街とコルマールを選びましたが、他の街に比べればコルマールも十分大きな街でした。ということで、次のタイミングでは、更に小さい街に滞在しようと決めたのでした。

アルザスは小さなかわいい街をうろうろするのが楽しいのですが、もう一つお薦めなのは、ドイツとフランスの両方の側面を持つエリアであるため、ビールが充実していることです。フランスでワインを楽しもうと思って滞在していても、やっぱり飽きてきます。そこに、色んな種類の美味しいビールがあると、もうこれは言うことありません。ビール党の旦那様でも満足してもらえるんじゃないでしょうか。



もう一度行きたい 食の都・バスク <旅のお薦め>

2018-12-21 | 海外旅行
ワインスクールの講座で知った「バスク地方」。なんだかちょっと楽しそう、ということで私が訪れたのは2015年のGW。バスク地方は大西洋に面するフランスとスペインにまたがる地方で、フランス語でもスペイン語でもないバスク独特の言語もあります。フレンチバスクでもスペインバスクでもどちらでもよかったのですが、その時一番安く入手できたエールフランスのチケットでスムーズに移動できるところ、ということでスペインバスクのビルバオに飛びました。

ビルバオからはバスでサン・セバスチャンという美食の町に移動しました。以前も感動したのですが、スペインの長距離バスは安くて快適です。なんとなくラテンの感覚で時間通りにくるのか?遅れるんじゃないか?とか心配したこともあったのですが、全くそんなことはないです。ネットで予約もできるので便利・・・その後もメールがスペイン語で届いて、ちょっと困ったりもしましたが。

目的地のサン・セバスチャン、バスク語ではドノスティアと言います。バスの目的地表示もドノスティアと英語の併記だったと思います。重要な単語はバスク語で認識しておいた方が間違いないです。
サン・セバスチャンは夏は高級リゾート地として賑わうようですが、私が行ったのはGWでまだちょっと肌寒いくらいの気候。おかげさまで海岸は静かでした。ただ、お目当てのバルは午前中から大賑わい。夏は相当混むんじゃないかと思います。

ここでは一つの店に長居するのではなく、軽めの発泡ワイン「チャコリ」と「ピンチョス」をいくつかちょいちょいとつまんで次の店へ行くのがバスク流。ピンチョスといってもとても手のこんだものもあり、星付きレストランで出てきてもおかしくないです。

チャコリは泡が立つように上の方からグラスにつぐというパフォーマンスも見せてくれます。


滞在中、午前中はジョギングで海沿いを走り、疲れたところでバルでランチ~延々と美食を頂く、という幸せな時間を過ごしました。こんな贅沢な空間はなかなかないです。結果的に今回はスペインバスクが目的地になりましたが、次はフレンチバスクにも行ってみたい・・・・でも、サン・セバスチャンの方が満足できるんじゃないかと密かに思っているところです。



「人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡」という新書が話題になりましたが、それを読んでから行くとより楽しめるかもしれません。