今年の観察対象のホオジロ夫妻、シマちゃんとシオちゃんは随分慣れたようで毎日欠かさず来てくれます。シオちゃんは相変わらずシマちゃんに遠慮しがちなのですが、最近は放浪せずに近くで待つことも。↓こんな感じで待ってます。まだ終わんないの～って感じでしょうか？
そして、観察していて不思議だった行動。シオちゃんは餌場に来るとき、まっすぐ来ればいいのにわざわざ柱の向こうを通ってきます。なんとなくですが、シマちゃんに気付かれないようにしているのかな？と予想。
もしも、柱の向こうに障害物があったらどうするのかな？と実験してみました。いつも通り、シマちゃんが食べているところにシオちゃんがやってきました。柱の向こうにはブロックを置いています。
で、なんのためらいもなく、ブロックの上に乗って↓
シマちゃんに気付かれないように？(笑)
↓ちょっとシマちゃんを気にしながら？
↓着地
↓餌場到着
これ以上障害物を置くと、シオちゃんに来るなと言っているようなので止めておきましたが、面白い発見でした。
つづく
暖冬の雪、またまた積もってしまいました。サラサラではなくてベチャベチャの雪だから厄介。積雪は軽井沢で16センチ、だそうです。そろそろやめてほしい。。。
ということで、雪の中を歩いて遠くに鳥の餌を置きに行くのは面倒なので、相変わらず餌場はデッキの上です。カラ類は数年観察してきたので、新しい発見は少なくなりましたが、ホオジロは今年からじっくり観察しているので、いろいろと発見があります。観察ついでに名前まで付けてあげました。「俺様優先」で常に先取りする雄が「シマちゃん」、その相棒の雌が「シオちゃん」。これはマイブームの群ようこさんの小説の中の登場人物から取ったのですが、その小説では「シマちゃん」が女性で、そのシマちゃんにいつも締められる彼氏が「シオちゃん」なのですが、うちのホオジロの場合は、偉そうなのが雄なのでシマちゃんなのです。って、どうでもいい話ですが・・・。
さて、先日ヤマガラやシジュウカラとの棲み分けをするためにパーティションを置いてあげたホオジロの餌場、最近は、しっかり棲み分けられていることが分かったのか、パーティションの上にシジュウカラが乗っていても気にせずに餌を食べるようになりました。しかし、相変わらず、シマちゃんが食べているときはシオちゃんは餌にありつけず、しょんぼりして餌を探す旅に出てしまいます。
そこで、餌場を追加してみました。それでもやっぱりシマちゃんはシオちゃんが近くで食べているのは気にくわないのか？追い払っていましたが、昨日、ようやくそれぞれの餌場で仲良く（かどうかは？）餌を食べていました。
自分も満足しているから許す！って感じでしょうか。ようやくここまでたどり着きました。めでたし、めでたし。
ちなみに、こちらがシマちゃん↓
こちらがシオちゃん↓
そして、関係ないけど、日が暮れて暗くなっても餌場から離れず「良く降るなあ」と立ちすくむシジュウカラ↓。
おわり
今年は暖冬でぬくぬくしていたのですが、その暖冬のせいか例年よりも雪の回数が多くなっています。昨夜は大雪注意報が出て、今朝の軽井沢の積雪は29センチとニュースでやってました・・・ひな祭りも近いというのに。ということで、我が家も同じくらい積もっています。豪雪地帯に言わせるとそんなの大したことない、のでしょうが、雪の少ない東信では「ちょっとやめて」という感じです。
そんな中でも鳥たちは元気にやってきます。どちらかというと、雪に埋もれているので自然の餌にありつけず、餌を求めてやってくる、というところでしょうか。しかし、毎日提供している魔法の水場も大雪。
積もりながら風が吹いたのか、不思議な形をしています。一方、我が家の餌場の常連となったホオジロは相変わらず黙々と食べています。観察の結果、雄は何も気にせずに黙々と食べ、雌はキョロキョロしながら食べます。下手すると雄に追い払われてしまうので、用心しているのかもしれません。しかし、このホオジロカップル、産卵の時期には雌をいたわるのでしょうか？興味があります。いずれにせよ、雄がいつもいつも偉そうに自分だけ餌場で食べているのは気にくわない。その間、雌は地面をとことこと歩きながら餌を探しているのです。
食べる時は夢中なので、顔の周りに殻を付けたままです。
これがちょっと可愛い。サザエさん風に言うと、
「カツオ、つまみ食いしたでしょ？」
「いやしてないよ」
「顔の周りにカスがついてるからばれてます！」
ってところでしょうか。ともかくも、この雪の間はみんなたいへんなので、せっせと餌を与えます。
