早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

かっこいいストーブ

2023-10-23 | 薪ストーブ

朝晩はずいぶん寒くなり紅葉も進んできました。この近くの紅葉の名所、小諸の懐古園も色づいてきたとか。軽井沢の雲場池はいつも11月上旬が見ごろですが結構混むので静かに楽しみたいならばあさイチがお薦め・・・しかし冷えますので要注意。昨日は、遠くに見える槍ヶ岳付近が冠雪して真っ白になっていました。気持ちのいい秋は本当に短くて、あっという間に冬になりそうです。

で、今朝はとうとう出勤する車のフロントガラスが凍結していました。油断していたので、出勤直前に慌てたところです。そろそろタイヤもスタッドレスに履き替えなければなりません。昼間しか動かない人はまだ先でいいのでしょうが、早朝に動く車は早めの対応が必要なのです。

さて、冬といえばストーブ。超寒冷地なので薪ストーブを備えているのですが、薪ストーブはまあまあめんどくさいです。余裕のある時は楽しいのですが、後始末もまあまあ(笑)めんどくさい。なので、補助暖房としてちょっと寒いなあという時にはファンヒーターを使っています。しかし、ファンヒーターってちょっとうるさい。というか、薪ストーブが静かすぎるという話もあるのですが・・・。そして、我が家でずっと補助暖房で頑張ってきたファンヒーターが最近不調になってきました。東京にいたころから使っているので、気づいたら20年くらい使ってる気がします。それは不調にもなるでしょう。

そろそろ買い替え時か、ということで、以前から気になっていたアラジンのブルーフレームヒーターを導入することにしました。電源がいらないから停電時にも使えるし、温かそうだし、アナログなところが私好みだし、点いているのを忘れるくらい静かだし(これは危ない)、とにかくかっこいい!

同様の機能のストーブが他社からも販売されていますが、やっぱりこのカッコよさは捨てがたいです。値段は2倍以上しますが、期待通りで満足度も2倍以上!高さは60センチもなく、思ったよりコンパクトです。燃料タンクの容量が4リットルなので、燃料補給の頻度が高いのが玉に瑕でしょうか。でも、満タンで15時間は持つようなので、補助ストーブとしては許容範囲。

そろそろ薪ストーブの試運転の季節ですが、このストーブを見ているのも楽しいので、試運転が遅くなりそうです。

●おまけ●

そういえば、以前「カッコイイ物置」という話を書いたことがありました。今は「カッコイイ××」とネットで検索すると、いろんな情報が得られるのがすごいです。あまりに簡単に情報入手できるので、自分で考えない人間になりそうです。


冬眠中?の蜂

2023-03-03 | 薪ストーブ

暖かくなったとはいえ、まだまだ夜は氷点下。ヒーターでもいいのですが、やっぱり手間はかかっても薪ストーブの方が暖かいし、心地よい。ということで、大体4月の中旬までは薪ストーブを楽しんでいます。相当な量を焚くお宅では室内温度が25度を超えたりもするようですが、我が家は大体夜9時頃の温度を20度超くらいに抑えて、そのまま朝まで薪を入れない状態で、寒いときは朝が15度くらい。ここ数日は暖かかったので19度近くありました。

まあ、そんな心地よい気温なので薪の中で冬眠中の虫たちが時々出てきます。カメムシはぶんぶんとうるさいけど、潰さなければなんとかなる類の虫です。しかし昨日はめずらしくハエ?と思ったらどうも蜂のようなものが出てきました。しかも、なんとなく子供っぽい感じがします。一匹出てきて照明の周りをうろうろ、網で確保してお外へ~寒いけどゴメンナサイ。その後また一匹出てきたので同じくお外へ~。とりあえず夜の部はそれで終わりましたが、朝、布団を片付けていたら敷布団の間から一匹・・・・刺されなくてよかった(そもそも刺すタイプのホントの蜂なのかは未確認)・・・きっと布団の中が暖かかったんでしょうね。そして、また壁に一匹・・・一体何匹いるのだろう。まだいるのか?もう終わりなのか?薪の皮の下の部分に卵が産み付けられたのかもしれません。が、室内に持ち込んだ薪を見ても、既に焚いてしまった薪だったのか?残りの薪に痕跡はなし。

ちなみに、外に出したその蜂(ということにしておきます)は寒くて死んじゃったか?と思ったら、日差しが強くなって暖かくなったら飛んでいきました。固まってただけのようです。↓固まってる図。色は蜂です。

飛んでいく直前の図↓ビデオで撮影したのでちょっと色がハエっぽいですが、上のと同じ色です。

もう出てこないことを祈ります。

追記:この夜、どこかに潜んでいた蜂が2匹、また出てきました。もう出てこないといいなあ、、、、と部屋の中をぐるっと眺めてはため息(笑)


薪ストーブの一日

2021-01-08 | 薪ストーブ

小寒を過ぎて、ますます寒さが厳しくなってきましたが、薪ストーブってやっぱりすごいと思います。家全体を温めてくれるし、一番素晴らしいのは停電しても機能する、というとこです。昨日関西のニュースで寒さが厳しくなって電力がひっ迫する時間がある、という報道がありました。夏でもないのにひっ迫するのはやはりStayHomeで普段冬にはあまり使わないエアコンを暖房器具として使ってるからでしょうか。

さて、我が家の冬の暖房器具のメインは薪ストーブなのですが、さすがに終日薪ストーブをつけているわけではなく、夕方から夜までを薪ストーブの時間にしています。年末年始は大盤振る舞い?で昼頃からつけることがありましたが、暑くなりすぎるのと(窓あけりゃいいじゃんと言われそう)、日差しがあるときのストーブはあまり楽しくない(その上贅沢な)ので、日常に戻ってからはやっぱり夕方着火に戻りました。そして、朝ストーブの灰を取り除き、ガラス扉の掃除をするのですが、この時が昨日のストーブライフを「評価」するタイミングです。

掃除をした後、焚き付けとその日の薪を薪だなから運んでくるのですが、今日の気温だとどの薪がいいか、寒いときはがっつり温度が上がりそうな広葉樹の特大がいいかな、とか考えながら選んできます。そして、焚き付けを準備して火をつけるところから、次にどの薪をいれようか、寝るまでに何回いれようか、寝るときにはどの薪をいれると長く持つか、など、結構考えることがあります。効率的にストーブの温度と室内の温度を上げて、ストーブのガラスが汚れないように焚けた日は、なんとなく勝利。翌日の掃除も楽になります。温度が低い状態が長く続き、その時に入れた薪の種類次第ではガラスが結構汚れ、翌日の掃除が大変になります。なんとなくですが、毎日一から積み上げて結果を出し評価する、というのを楽しんでいます。もちろん、どのくらいの大きさの薪を何本入れたかというストーブ日誌は必須で、これにより大体1シーズンにどのくらいの薪が必要なのかを把握しています。

ちなみに、ガラス掃除はストーブ内に残った灰が一番。クレンザーの代わりになり、化学物質が入っていないので安全・・・な気がしています。そして、いつも思うのは、働いていたら毎日薪ストーブの世話はしてられないな、と。掃除をしてゼロに戻し、薪を取ってきて一から始める、流石にやってられません。

↓こんな風に煤がついたのを

↓庫内の灰をちょっとつけて雑巾でこすると

↓キレイに取れます(後ろの床が同じ系統の色なので分かりにくいかもしれませんが)

ちなみに、この日の汚れは「ほぼ勝利」レベルです。って、こんなつまらないことを評価したくなるのは、現役の頃の癖なのかなあ?なんて、懐かしく思ったりするわけですが、自分で立てた目標に自分なりの工夫をして自分で成果を測りさらなる高みを目指す(って大げさですが)のだから、とてもシンプルで納得感があり精神衛生上この上ないです。社会(会社?)ってそんな単純には行きませんからね。


薪ストーブの焚付

2020-12-14 | 薪ストーブ

いよいよ冬本番となってきました。以前も同じ話題で書いた覚えがありますが、やっぱりこの季節は薪ストーブの話題がぴったりかと。信州に移住した最初の12月に「寒くなりましたね」と言ったら、「いやいやこれからですよ」と言われたのを思い出します。確かに、まだまだ12月は暖かいです。なぜならば、最高気温が氷点下ではないですから。1月後半になると最高気温が氷点下だったりします。そうなると、鼻の中が凍るのでジョギングにも行きたくなくなり、冬眠モードです。

この季節は薪ストーブが強い味方。家中を温めるのにこんなに素敵なツールはないと信じています。購入すると贅沢品の薪なので、強い味方とはいえ一日中薪ストーブをつけているわけではありません。日が落ちるころに点火して寝るまでが薪ストーブを楽しむ時間なのですが、当然ながら、毎日点火作業が必要です。シーズン最初は毎年戸惑うのですが、如何に速やかに煙が出ないように点火してストーブの温度を上げていくか、が課題。しかしだんだん経験値も上がり、焚付の積み方や選び方も上手くなってきました。もちろん、点火剤も市販のものではなく、自然のものを使います。

今使っているのは、杉の枯葉と松ぼっくりのペア(最初の写真です)。杉の細かい部分に火がついて、カラカラの松ぼっくりに火が移るとこれがまたよく燃え上がるのです。このペアの上に、少し細めの落葉松の枝とか薪割をしたときの端切れとか燃えやすいものを置いて、その周りに少し太めの枝や焚付用に割った薪を置けば徐々に燃え移っていきます。燃えやすいものから順番に燃えて、火の勢いが強くなったところで本当の(?!)焚付に無理なく点火、というのがベストだと思っています。

ちなみに、松ぼっくりはどこにでも落ちていますが、だんだんどこにいい松ぼっくりがあるか分かってきました。点火用としては出来ればパリッとしていてほしいです。↓この3つの中でも右下の大きいものがよく、ひだ(というのか?)の間があいていて乾燥度合いが高く、火が回りやすいです。

左の2つも小ぶりではありますが、まあまあ上級品(笑)です。松ぼっくりを拾いに行ってみると、踏まれて一部ぺしゃんこになっていたり、欠けていたり、という二級品が沢山あります。もしも、あなたがこういう松ぼっくりを拾いたいと思うのならば、車道ではなく歩道の脇に松の木があるところを見つけてみてください。車道の場合はどうしても車に潰されていいものが少なくなってしまいます。そして、山の中などの土の上ではなくて舗装された歩道に落ちていると、カラカラに乾きやすいようです。私はいつもジョギングしている途中で松ぼっくりポイントに差し掛かるので、目的がジョギングから松ぼっくり拾いに変わってしまい、ポケットを松ぼっくりで一杯にして走ってしまいます。頬に沢山ドングリを入れたリスが仲間だと思って近づいてきそう⁉️

ちなみに今日からの寒波で今週は最低気温がマイナス10℃、最高気温が氷点下の予報の日もありますので、薪ストーブの威力の見せ所です。

 


DIY 塩ビ管で薪だなを作ってみた

2018-12-06 | 薪ストーブ

薪ストーブを使うようになるまで知らなかったのですが、薪は割ってからすぐに使うのではなく乾燥させる必要があります。伐採した時期や木の種類によって少し異なりますが、秋~冬に伐採したもので早くて1年、春~夏の伐採では1年以上の乾燥が必要・・・つまり春~夏は木の含水率が高いため、できるだけ秋から冬の伐採がお薦めということになります。

いずれにせよ、すぐには使えないので乾燥するための薪だなが必要です。我が家は2年分の薪のストックを目標として薪だなを作ってきました。最初は市販のものを2つ。それでは全く足りなさそうなので、2×4で3つ。しかし、2×4はそのうち木が朽ちそうな気がしたので、次の1個は近所にあった薪だなの真似をして鉄パイプで作ってみました。

↓小ぶりですが鉄パイプバージョン1号がコレ

少し値が張りますが、クランプでつなげるので設営が簡単。しかしパイプが上段にあると重いのが難点です。
ここで改善PT発動。一番下段はパイプだけど、縦と上段は塩ビ管でいいんじゃない?ということで、次は一部塩ビ管で作りました。塩ビ管だと鋸で切断可能なので微妙な長さにしたい時にも便利。切断を請け負っていない近所のホームセンターでながーい塩ビ管を買って、その場で切断して持って帰ってきました。

設置した結果・・・2×4の時は気にならなかったのだけど、塩ビ管+鉄パイプではむちゃくちゃ無粋。森の中に溶け込まないのです。薪を置いたら少しは違うのかもしれませんが、これでは↓納得いきません。


そこで、再び改善PT発動。塩ビ管を塗っちゃうことにしました。もちろん森に溶け込む茶色で。塩ビ管との相性も踏まえていろいろ調べた結果、ベストと判断した水性塗料で塗りました。本論と関係ないですが、これまで油性塗料ばっかり使っていて「うすめ液」が使いづらいなあと思っていた私にとって、水で溶ける水性塗料はとても使いやすかったです。また、私が無知なだけですが、何故水性なのに雨に濡れていいのか?いまだに理解できていません。

そして・・・完成品がこちら↓。

背伸びしても届かない部分は適当に塗りましたが、遠めに見たらそんなのは気になりません(個人的感想)。
ということで、森に溶け込む塩ビ管薪だなにて我が家の薪だな設置計画は完了です。

ちなみに、昨シーズンの薪使用量は約1t、不在の時もあったので、フルで滞在する場合は、1.5tくらいになりそうです。但し、我が家は夕方~夜の8時間程度の使用のため、終日運用・フル滞在の場合はやはり1.5t×4で6tくらい必要になります。薪の種類によりますが8キロ程度で350円とし全て購入で賄うとすると、1シーズンで262,500円!他の暖房器具を使った場合と比較すると恐ろしい数字です。薪をタダで手に入れる方法がなくなったら・・・即灯油に転換です。