早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

山沿いって・・・

2020-12-28 | 信州
この季節になると、天気予報で「山沿いで雪」というのをよく聞きます。子供のころ住んでいた家の裏に山がありました。今になって思えば、あれは山というよりも「丘」みたいなものだったんですが、子供にとっては「山」でした。だから「山沿いで」という言葉が出てくると、「ああ、うちが対象なんだ」なんて思っていました。そんなはずはないのに・・・。それでも、ある一定の高さの山だと山沿いになるのかな、と勝手に思っていたのですが、そうなると、信州なんてどこもかしこも標高高いのだから、みんな山沿いじゃん、とも思うのです。ちなみに、長野県の標高最低地点は海抜256メートル(意外に低いんですね)下水内郡栄村塩尻集落だそうです。
ということで、私が山沿いだと思っていた山(丘?)よりも標高の高い長野県って全部山沿いじゃないの?という誤った認識がようやく軌道修正されました。先日、イブニング信州でまさに「山沿い」について説明してくれたのです。
まず「山沿い」と呼称されるのは『「長野地域」の一部(長野市の一部(旧戸隠村・旧鬼無里村)高山村の標高800m 以上の地域、飯綱町、信濃町、小川村) 及び「大北地域」の大部分(小谷村、白馬村、大町市の標高800m 以上の地域)』。そして、長野県北部の冬期間(11月頃~3月頃まで)の降雪のみを対象に使用するのだそうです。
 
なんと、ここ標高900メートル超えてるんですが、山沿いじゃないんですね。目からうろこ(笑)
ちなみに、気象庁の予報用語では「山沿い=山に沿った地域。平野から山に移る地帯」なのですが 各県ごとに基準が違うらしく、関東ではだいたい標高500~600m前後が「山沿い」それより上は「山地」になるようです。しかし、山沿いはどこだろうと色んな県を指定してググっても出てきません。って、敢えてぼやかしてます?自分の住んでいる県の山沿いがどこか、正しく認識している人ってどのくらいいるんでしょうね?それとも、正しく認識しなくても、身の危険はない?
まあ、どうでもいい話ですが、オンライン飲み会のネタにでも。。。
 

スペイン生まれのたら育ち

2020-12-25 | 食・ワイン

スペイン生まれのたら育ち、と言われても、たらって何処よ、と思うのが普通。「たら」は佐賀県の太良町です。そして、これはクレメンティンというミカン・・・オレンジといった方がよいのか・・です。お正月用に柑橘類を調達しようと思ったのですが、デコポンなどは1月以降でお正月前に届くのは普通のミカンしかなく、普通のミカンでは芸がないなあと思い目についたのがこれでした。まだ国内ではあまり栽培されていないようで、太良町の数件の柑橘農家で栽培されているだけ、とか。私にとっては太良町はとても馴染みのある町なのですが、佐賀・福岡・長崎あたりに縁のない人だと耳慣れない町かもしれません。タラって風と共に去りぬ、だっけ?と言った人もいました。

さて、このクレメンティン。見た目は日本のミカンとほとんど同じ、ちょっと小ぶりかな、というところ。でも日本のミカンよりも丸っこくてゴルフボールみたいにも見えます。皮は少し硬めで、硬い場合はナイフで向いてください、と書いてありましたが、ナイフで剥くほどのことはなく手で剥けました。中は、薄皮が少なく、皮ごとパクリと食べられます。そして甘い!けれどすっきりしていて、次々食べたくなります。何せ、小さいのでいくつでも食べられます。

↓お猪口と同じくらいの大きさ

お正月のコタツの共に(といいつつコタツありませんが)、と思って取り寄せたのですが、お正月を待たずになくなりそうです。また調達せねば。信州は果樹王国でプルーンも生で調達できるし、ぶどうも様々。リンゴはどこかしらから頂いたりするし、これでもかというくらい色んな品種のリンゴを見かけます。しかし、どうしても柑橘系には弱いので柑橘系だけは南の方から取り寄せるのがベストだと思っています。Stay Homeでも全国からいろんなものが取り寄せて楽しめるのは、その間をつないでくれる方々のおかげですね。ありがたくいただきます。


シジュウカラ観察日記3  ~餌を平等に分配する

2020-12-23 | 野鳥・生き物

一気に寒くなって自然の餌がなくなってきたのか、最近、野鳥の餌バトルが激しくなってきました。シジュウカラびいきなのですが、その大きさの小鳥が仲良くやってくれている分にはいいかな、と思っています。ただ、観察していると力関係が分かってきて、シジュウカラ応援隊としては悩ましい日々です。

最近来ているのは3種類。シジュウカラとヤマガラとコガラ(ハシブトガラかも?)。一番お行儀がいいのはシジュウカラ。餌台に他のシジュウカラがいると順番待ちして、その子がいなくなってから取りに来ます。ヤマガラが一番強くて、シジュウカラやコガラがいても平気で飛んできて、ほかの子は恐れて譲ります。その上、ヤマガラは嘴が強いのか、ひまわりの種を割るのも速く、あっという間に二個目、三個目をゲットしていきます。コガラはシジュウカラよりも少し小さめだからか?シジュウカラに譲る傾向にあります。ただ、コガラは近くに隠しておいて後で食べたりするようで、そうなるとツンツンする時間がいらないため、何個もゲットできてしまいます。その点、シジュウカラは一個とって近くの木でツンツンツンツン頑張って割って食べて、まったりした後にキョロキョロして、ようやく次を取りに来る、というのんびりやさん。もちろん、その時にヤマガラがいたら順番待ちします。

ということで、シジュウカラが1個食べている間に、ヤマガラは10個、コガラは8個、獲得できる感じです。そして、完売御礼の後にシジュウカラがやってきて、餌がないのに気づいてしょんぼりしている、という図を一日に何度も目にします。あまりにかわいそうなので追加してあげると、結局は目ざとくヤマガラがやってきて取られてしまう、というのの繰り返しです。どうやったらシジュウカラの取り分をもっと多くしてあげられるのか、この冬の新たな課題です。

↓順番待ちの図・・・我慢(シジュウカラ心の声)

↓先にいたのに追い出された・・・しょんぼり(上に同じ)

↓コガラも積極果敢に攻めます。素早い!・・・すごいなこいつら(上に同じ)

↓ヤマガラ同志でも力関係があるようで、先に来てても追い出される子がいます

いずれにせよ、眺めているだけで楽しい空間であることは間違いないです。

そういえば、夏に燕の巣を見ていて思うこと。大きくなる子はどんどん大きくなって、小さい子は常に大きくなる子の下敷きになって餌がもらえなくなる・・・ってことがないように、燕の親はちゃんと平等に与えているんでしょうね。学ばねば(^_-)-☆


ある日突然訪れた・・・第2弾 更年期性リウマチ

2020-12-21 | 早期リタイア

二年半前の「テニス肘と五十肩」に続く、「老化現象」(泣)の話です。

今年の夏、突然手先がしびれるようになってきました。就寝時だったので、手が体の下に入っててしびれているのかと思っていたのですが、毎日同じことが起こるようになってきて、しかもだんだんひどくなってきます。ひどいときは痛くて目が覚めるくらいになってきたので、これはまずいと思い病院に行ってみることにしました。

では、何科にいけばよいのでしょうか?例によってググってみると・・・「しびれ」というのは厄介なもののようで、原因が様々。左右同じようにしびれるのか、五本の指全てしびれるのか、手以外にもしびれているのか、突然起こったのかどうか、起きていても寝ていても起きるのか、など色々な症状を勘案しなければらなないとのこと。しかも、それでも原因が特定できるかどうかは?のようです。で、何科を受診すればよいか、というとまずは神経内科、近くになければ脳外科か整形外科、のようです。神経内科は行きなれないし、以前テニス肘でお世話になった整形外科に行ってみることにしました。しかし、コロナで受診を制限していてすぐに予約が取れなかったので、新しく近所にできた整形外科に行ってみました。

まず、整形外科的には「手根管症候群」を疑うようですが、指先がしびれるという点は合致しているのですが私の場合は他の症状が違うようです。次に頸椎症を疑い頸椎のレントゲンを撮りましたが、これも問題なし。ということで、原因不明ですが、メチコバール錠を処方され、しばらく服用して様子をみることにしました。メチコバール錠は「神経の核酸・蛋白合成を促進し、軸索再生、髄鞘形成を促すことにより、傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善。通常、末梢性神経障害の治療に用いられる」とのことです。ビタミンB12系のようですが、こういうのって時間をかけなければならないのだろうな、と思いつつも1ヶ月半経ってもほとんど改善しませんでした。そこで、漢方薬や鍼治療ができないかと相談してみましたが、その先生はあまり東洋医学に詳しくなくて漢方の処方もできない、とのことだったで東洋医学系のクリニックを紹介してもらうことに。

自宅からは少し距離がありますが、東洋医学専門のクリニックが隣町にあるのは知りませんでした。私自身、即効性のある薬よりも、体質改善も含めて漢方薬で体を元に戻していく東洋医学の方が好みなので、もっと早く見つけて最初からこちらに行けばよかったのかも・・・結果、すごい!先生は私の手の平をみただけで判断してくれました。もちろん、レントゲンも撮り、そちらに問題ないことも理解したうえですが。しびれている方の手のひらの肉球部分(人間の場合、これは肉球って言うのだろうか)がむくんでいます。言われて初めて左右の手のひらを見比べると、確かに違うのです。結論は「更年期性リウマチ」3ヶ月もすれば治りますよ、と。素晴らしい!(当然ながらリウマチが素晴らしいわけでも、更年期が素晴らしいわけでもないです)また、冷え性なので併せて改善していきましょう、と。処方されたのは「薏苡仁湯(ヨクイニントウ」とブシ末。ブシ末というのはトリカブトの根っこだかから出来ているのだそう。

 

この二つを服用するのですが・・・ブシ末は細かすぎてこのまま服用するのは困難。予め「薏苡仁湯」の袋にブシ末を移すと吞みやすいですよ、とアドバイスを受けました。しかし、移すにしても粉が細かすぎて面倒なので、毎朝その日の3回分をまとめてやっています。食前服用で呑むのさえ忘れがちなので、さらにブシ末を移すという作業が突然発生するとめんどくささが倍増してしまうのです(めんどくさいのは私だけかもしれません)。

この他に薦められたのはエクオール。大塚製薬さんのサイトによると、「女性の健康と美容をサポートする成分が大豆イソフラボン。しかし近年、この大豆イソフラボンの恩恵を受けられる人は限られていることが明らかに。「エクオール」は大豆イソフラボンが、腸内細菌の力で変換されて生まれる成分。」ということで、最近注目されています。「日本人女性の2人に1人は、大豆イソフラボンを摂取しても、体内でエクオールを作ることができない」らしいのですが、実は、以前検査キットで調べたところ、私はその作れる1人であることが分かっていたのでこちらは断りました。いずれにせよ、一度に色々服用開始すると、何が効果があったのか分からなくなるのも嫌だったので。

尚、このクリニックでは診察、処方の後に鍼治療もお願いできます。こちらは保険適用外ですが、リーズナブルだし診察を受けての鍼なので効果が大きいと信じています。

ということで、3か月たってほぼ完治という状態ですが、冷え性もあるのでもう少し通ってみたいと思っています。


シジュウカラ観察日記2 ~今年の目標は個体識別~

2020-12-18 | 野鳥・生き物

寒くなって虫も少なくなったせいか、野鳥の来訪回数が増えてきました。シジュウカラもネクタイが細いのが雌、太いのが雄、という程度に見分け、時々特徴的なネクタイが来ると名前を付けてみたりしていたのですが、今シーズンは個体識別を目標にしてみました。モノの本によると、シジュウカラの行動範囲は狭いようで、大体毎日同じグループがやってきます。時々違うグループが登場すると、ちょっと追い回したりして少し慌ただしくなります。が、シジュウカラはそんなに独占欲が強い方ではないみたいで、おとなしいものです。よっぽど、素早くて効率よく餌をゲットするヤマガラやコガラに横取りされて、しょんぼりしている方が多いかも。

ともかくも、我が家のレギュラーシジュウカラは3羽。雌1羽と雄2羽。この雄1羽は今シーズン、我が家の巣箱をねぐらにしています。3羽の関係は不明。一羽が子どもかなあ?と思っていますが。。。個体識別として簡単なのは雌。見るからに違うので簡単です。↓この子のネクタイ、遠い昔に流行った「リリアン」のように網々になっているので「リリ」と名付けました。リリはエサを取りに来るときに止まり木から直接飛んでこないで、近くの庭木を経由します。用心深いのか怖がりなのか、シーズン初めに勢い余って窓にぶつかっている子がいた(ドン!という音がしていました)のですが、この子だったのかもしれません。

雄2羽はちょっと見分けが難しいです。実は、角度が変わったり、身をよじったり伸びをしたりすると微妙にネクタイの形が変わるのです。この写真ではちょっと細身に見えますが、他のタイミングで見るとぷくぷくして丸っとしています。従って、まだ一発で見分けられないこともありますが、↓この子はネクタイの下の方が左にモコっと広がっています。そのまま「モコ」と名付けました。

残りの一羽(雄)は今のところ特徴無し。他のグループと混ざったらわからなくなりそうですが、リリグループの一員として名付けました。ネクタイが左右等しいというところから、苦し紛れですが「ヒトシ」君(仮)。ヒトシも飛び方とか食べ方とかの特徴を見つけて、もっといい名前を付けてあげたいと思っています。

ちなみに、ヤマガラも2羽レギュラーで訪れますが雌雄同色なのでまだ名付けられていません。しかし、エサがないと「ニーニー」と鳴いておねだりする(と信じています)のが愛らしいので、今シーズンのうちに個体識別したいと思っています。