早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

シジュウカラ観察日記12 ~無精卵(涙)

2021-06-25 | 野鳥・生き物

先日巣立ったシジュウカラの子供たち。ある日4羽見かけたのですが、その後、親と行動を共にしている2羽以外を確認できていません。悲しいことに2羽になってしまったのか、はたまた出来の悪い子だけを親が面倒みているのか?後者であることを祈っているところです。

巣立ちから3週間。いつもやってくる2羽は元気で、まだ親に餌をねだっているのか相変わらずぷくぷくのおデブちゃん。ネクタイはまだ短くて、羽の色も少し薄くグレーがかっています。そして、水浴びはまだ苦手のようで、さんざん水場の周りをうろうろした挙句に、ぷりっとウンチをして飛んで行ったりします。せっかく来たんだから何かやんなきゃ、って感じのそのしぐさがまた可愛いのですが。

ところで、先日おろした巣箱の掃除をしたところ、中に一個だけ卵が残っていました。上から見た時には分からなかったのですが、もふもふの下の方から転がり出てきました。。。

無精卵だったのでしょうか。去年も見ましたが、ホントに小さいです(直径1.5センチくらい)。孵らなかった卵をみて残念に思うのもありますが、この大きさから孵って、2週間くらいで親よりも大きく育てるほどに餌を与えるって、ほんとすごいなあ、と改めて感動しました。


野鳥観察日記 カワラヒワ編

2021-06-23 | 野鳥・生き物

冬には団体でやってきて、餌台を独占し困った存在だったカワラヒワ。夏になって、団体ではなく2~3羽で来るようになり、静かにしているので、まあまあいい存在です。観察していると、草むらの中でツンツンしているか、水を飲んでいるか。しかし、水は飲むけれど水浴びをしません。カワラヒワは水浴びをしない鳥なのかとググってみたところ、そうでもなさそうです。

モノの本によると、カワラヒワはイネ科やキク科などの草木の種子を中心に食べるので、果実食や昆虫食の鳥に比べてたくさん水をとる必要があるのだそうです。確かに、他の鳥たちに比べて水を飲みに来る回数は多いのですが、水浴びをしているところを見たことはありません。横でシジュウカラが水浴びをしていても気にしない。

植木鉢の水受けでこしらえた行けてない水場ですが、近くに水場がないので、なかなか人気です。ジョウビタキも・・・

大きさが合わないけどヒヨドリも順番待ちして水浴びしています。

「カワラヒワは林冠が閉じた暗い林の中は好まず、上部が開けた場所を好む傾向が強い」ということですが、広い明るいところでも水浴びをしているのはほかの小鳥たち。

ということで、まだカワラヒワが何故我が家で水浴びをしないのか、解明できていません。飲むのはここでいいけど、浴びるのは清流がよい、とか?気になってカワラヒワの動きを観察していたら、ジューンベリーをガツガツつついていました。せっかく熟れてきたところなのに・・・ほどほどにして私の分はとっといて欲しいものです。


花が咲かなかったヤマボウシ・・2021

2021-06-21 | 野鳥・生き物

去年、とうとう一輪も花が咲かなかった我が家のヤマボウシ。色々調べて、剪定の失敗とか窒素過多とかが原因で花が咲かないことがある、ということが分かりましたが、剪定もしていないし、実は栄養もほとんどあげていなくて放置状態。後は、木が元気よく成長しているときには、新芽の方に栄養が行き、花芽が付きにくい、というのもありましたが、それでも一輪も咲かないってどういうこと?と心配していました。どこかのサイトで、そこの環境に満足して子孫を残す必要がないと思うと花が咲かない・・・なんて話もあったりしたので、近くで「咲かないならば切っちゃうぞ~」とつぶやいてみたりしました(催眠術じゃないですが)。
そして、一年たった2021、なんと満開!!去年のことは忘れたかのように今を盛りに咲き誇っています。この白くて凛とした姿がとてもさわやか。結局は、去年何故咲かなかったのか、今年何故咲いたのか、全く原因が分からないままですが、ひとまず、ほっとしました。

来年はまた休む気か?それとも来年も咲いてくれるのか?ただの気まぐれかもしれません。


野鳥観察日記 キジ編

2021-06-18 | 野鳥・生き物

6月初めのこと。知人が草刈りをしていたところ、キジの卵が出てきました。というか、キジが卵を産んで抱卵していたところに、草刈り機が攻めていったので抱卵していた親はとりあえず逃げた?のかと。農機具小屋の裏手だったのですが、こんなに人間に近いところに巣を作ってしまうのですね。却って安全ということでしょうか。

こんな感じで卵があらわになってしまいました。親は帰ってくるのか?そもそも、見つかったら敵に食べられてしまうのでは?ということで、とりあえず刈った草を上にかぶせておきました。

遠くで(多分オスが)ケンケーンと鳴いていますが、母親が帰ってきてくれるのかは?ひとまず、なるべく近づかないようにして見守ることにしました。そうしたら・・・翌日にはちゃんと母親が帰ってきて抱卵していました!実は、上の写真の枯草の下に母親が潜り込んで抱卵しているのですが、保護色すぎて肉眼でもよく見えません。しかし、えらい!この下に潜り込んで自分も隠れてしまうところを見たかったです。

そして、2週間後の6月17日・・・ちゃんと孵化していました。

その瞬間は目撃できませんでしたが、きっと近くでチーチーいいながら歩いていることでしょう。ただ、色んな獣がいるので、生き残るのは大変なことのようです。がんばれ!お母さん?


シジュウカラ観察日記 番外編 ~ハイテク?巣箱

2021-06-16 | 野鳥・生き物

昨シーズンから設置している巣箱は2年連続で営巣してくれたのですが、中で何をやっているのか分からないのが課題でした。色んな方のブログを見ていると、ちゃんとカメラを設置して観察されています。

ということで、我が家もカメラを設置することにしました。が、今のに細工をするのはめんどくさいので、一から作ることに。まずは、カメラを購入して営巣前に実験してみたのですが、そのカメラだとライトをつけないと中の様子が確認できません(もちろん、ちゃんとした暗視カメラを買えばいいのでしょうが・・・)。雛がびっくりすると悲しいので、ライトをつけて観察するのはあきらめました。カメラをつけずに巣箱内を明るくする方法はないか、と屋根にアクリルで覆った窓をつけてみたのですが、小さな窓ではやっぱり暗い。そもそも、そんなに明るくて入ってくれるのかは?

色々検討した結果、眠っていたオンラインミーティング用のWebカメラを取り付けてみることにしました。USBでパソコンをつなげば、そのまま見ることができます。ただ、雨に濡れるところだと厳しいか・・・ということで、軒下につけてみました。そして、とまりやすいように、枝も配置。屋根の真ん中に穴をあけてカメラを取り付けて、カメラをつついたりしないように緩衝材でくるみました。そこからケーブルが出ているので、怪しさ満載ですが、ここに入る可能性はあるのか?

横木もあって蛇が来そうな場所ですが、実はこの付近では蛇は見かけないので多分大丈夫でしょう。猫は上れないし、デッキなのでカラスはこの位置には来ないと思います。雨にも濡れないし、人間の気配さえ厭わなければ、この巣箱、ちょっといいんじゃない?と自画自賛していたのですが、まあ近くにカメラ無しの巣箱もあるからか、シジュウカラはそちらで営巣してしまいました。それでも、穴があると気になるのか、時々小鳥が見学に来ます。

あいかわらず冷やかしか、と思っていたら、ある日やってきたヤマガラのペアが巣箱に入ろうとしていました・・・が、実はこの巣箱、シジュカラ用に作ったので、入口が2.5センチ~2.8センチ、くらいなのです。ヤマガラはシジュウカラよりちょっと大きいので、お腹が邪魔で入れません。想像ですが・・・

メス「入ってみる!えー、入れない~」

オス「じゃあ、俺が入ってみる。俺も入れない~。入口を広げてる暇はないから諦めるか」

という感じで去ってきました。そのあと、即、やすりで入口を広げてあげたのですが、一度入れなかった穴が広がっているとは思わないのか?残念ながら再訪してくれませんでした。

ということで、今シーズンはハイテク巣箱には誰も入らなかったので、蜂が巣を作らないように入口を封鎖しています。来年は好奇心旺盛なヤマガラ夫婦が営巣してくれることを祈ってます。