昨シーズンから設置している巣箱は2年連続で営巣してくれたのですが、中で何をやっているのか分からないのが課題でした。色んな方のブログを見ていると、ちゃんとカメラを設置して観察されています。
ということで、我が家もカメラを設置することにしました。が、今のに細工をするのはめんどくさいので、一から作ることに。まずは、カメラを購入して営巣前に実験してみたのですが、そのカメラだとライトをつけないと中の様子が確認できません(もちろん、ちゃんとした暗視カメラを買えばいいのでしょうが・・・)。雛がびっくりすると悲しいので、ライトをつけて観察するのはあきらめました。カメラをつけずに巣箱内を明るくする方法はないか、と屋根にアクリルで覆った窓をつけてみたのですが、小さな窓ではやっぱり暗い。そもそも、そんなに明るくて入ってくれるのかは?
色々検討した結果、眠っていたオンラインミーティング用のWebカメラを取り付けてみることにしました。USBでパソコンをつなげば、そのまま見ることができます。ただ、雨に濡れるところだと厳しいか・・・ということで、軒下につけてみました。そして、とまりやすいように、枝も配置。屋根の真ん中に穴をあけてカメラを取り付けて、カメラをつついたりしないように緩衝材でくるみました。そこからケーブルが出ているので、怪しさ満載ですが、ここに入る可能性はあるのか?
横木もあって蛇が来そうな場所ですが、実はこの付近では蛇は見かけないので多分大丈夫でしょう。猫は上れないし、デッキなのでカラスはこの位置には来ないと思います。雨にも濡れないし、人間の気配さえ厭わなければ、この巣箱、ちょっといいんじゃない?と自画自賛していたのですが、まあ近くにカメラ無しの巣箱もあるからか、シジュウカラはそちらで営巣してしまいました。それでも、穴があると気になるのか、時々小鳥が見学に来ます。
あいかわらず冷やかしか、と思っていたら、ある日やってきたヤマガラのペアが巣箱に入ろうとしていました・・・が、実はこの巣箱、シジュカラ用に作ったので、入口が2.5センチ~2.8センチ、くらいなのです。ヤマガラはシジュウカラよりちょっと大きいので、お腹が邪魔で入れません。想像ですが・・・
メス「入ってみる!えー、入れない~」
オス「じゃあ、俺が入ってみる。俺も入れない~。入口を広げてる暇はないから諦めるか」
という感じで去ってきました。そのあと、即、やすりで入口を広げてあげたのですが、一度入れなかった穴が広がっているとは思わないのか?残念ながら再訪してくれませんでした。
ということで、今シーズンはハイテク巣箱には誰も入らなかったので、蜂が巣を作らないように入口を封鎖しています。来年は好奇心旺盛なヤマガラ夫婦が営巣してくれることを祈ってます。