永遠ではなくとも

2021-07-21 12:09:10 | 日記風

 pinterest.com(出典)

 子どもの頃は永遠があると思っていた。

 一度結ばれればそれが永遠に続く、というような。

 けれどやがて全ては移り変わり、定着することはない。全てのものは流転する。

 それはいい考えで、失敗したとしてもそれをやり直すことができる。

 その代わり掴んだ幸福も、やがては失ってしまうことがある。

 一度掴んだ幸福でも、ときにサイズが合わなくなって脱ぎ捨てなければならない。

 あんなに必死で掴んだものを古いものとして捨てねばならないというのは、何とも皮肉なことだ。

 だから、今日も新しいものを手に入れたくて、ここにとどまれなくて進むことだけ考える。

 考えるのも行動するのもいいんだけど、ときにゆるっと全てを忘れたくなる。

 こんな海辺で、風に吹かれて。


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