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入院

2008-02-27 08:23:49 | 日記風
 不思議なことに「入院したんですって」って話が出ると「お見舞いに行かなきゃ」と言うことになります。

 不思議と病気を経験した人ほど、人の病気には敏感なような気がします。

 女の人の場合、「お見舞いに行くわ」だけはお断りしたいのが、本音です。
 病院って血色を見たりする関係でお化粧できないから。

 何故に具合が悪くて、更に素顔をさらさなきゃならないの?って問題が年齢が上がるにつれて起きるように思う。

 子供の時、交通事故で入院していて、同じクラスの子が千羽鶴か何かを折ってくれたことがありました。
 先生から母に届けたいので、代表の子を立ててお見舞いに来たいとお話があった。
 
その時、先生は母に、私にとっても「こんなにみんなが心配してくれてるんだ」って思うこと。
 代表で来る子にしても、「入院するってこういうことなんだ」って双方学ぶ機会だからと、話があったようです。

 それでもお断りしました。

 そういう状態の時って、逢いたくない気持ちがある。元気な友達を見れば、家に帰れない、自由に動けないことへの切なさが募る。
 最後は私のそんな気持ちもありました。

 来てもらっていたら何か違ったのかな。後になってそう思うことはあります。人間関係や友人に対する考え方が違うようになっていたのかもしれない。

 けれど、切ないものですよ。まして子供ですから。病気だとある程度事前に話があって、心の準備をする間もありますけど、事故と言うのは目が醒めたら、既に病院のベッドの上という現実の差があります。
 否応ないんです。

 6歳の子供がこの状態に置かれたら、言葉にできない切なさはあります。だから小児病棟と言うのは辛いですね。後になってもそう思います。なんとなく、病棟の中では1番辛い所のように思います。

 そのせいか、今でも友達が入院したと聞いても、行ってあげたい気持ちといかない方がいい気持ちと半々になってしまいます。
 
 来てくれれば嬉しいでしょう。けれど帰った後の淋しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
 
 ありがたいことに私は今は入院するような事態には落ちっていませんが、もし将来的に入院せざる得ない状態が生じた場合、やはり来て欲しくないかも知れない。

 だって、今は素顔でいるんですよ。

 そんな正体をバラすようなことは・・・。
 見せれませんって。

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