「最後の晩餐」鑑賞

2011-10-23 18:00:00 | おでかけ


 「最後の晩餐」を見てきました。

 これは壁に描かれたものです。

 制作はレオナルド・ダ・ヴィンチ。

 普通、こういう壁に描かれるものはテンペラ画を使うのですが、ダ・ヴィンチはフレスコ画を描いたんです。

 写真は絵葉書を撮ったものです。

 本物なんて撮れませんよ。

 見学も事前に申し込みが必要で、1度に25人~30人(ここもいう人によって違うので、どっちかでしょ)で15分くらいしか、見学ができません。

 空気の出し入れにも注意をされているんですって。

 それほど大事な文化的なものなのです。


 テンペラ画とかフレスコ画の話に戻りますが、テンペラ画の方が早く描けるんですね。だから当時、テンペラ画で描くのが普通だったんだけど、ダ・ヴィンチはフレスコ画を描く。

 ダ・ヴィンチは漆喰に描いたそうなんですね。絵に詳しい方は判ると思いますが、遠近法も使われています。この当時としてはまだ珍しかったらしいです。
 卵をはり付けて描くらしく、自分の好きな時に描けるのね。乾くにも時間がかかるみたいです。8時間とか言ってましたね。
 50年で、カビが生え出す。


 1回この教会は戦争で爆撃にあったそうですが、奇跡的にこの絵が残ったそうです。


 そして修復が20年近くかかって行われます。

 1999年に修復が終わったんですが、それで本来の絵がはっきりしてきたと言います。

 どうしても修復をしないといけなくて、そのたび、違う絵が描き足されていったそうです。

 前は今は食卓の下の足も見えていますが、それも隠されていたそうです。

 肝心のキリストの下は今も隠れているのですね。修道院でこっちにキッチンへ行くドアがあるだろうと、勝手に描き足して、しまい、これはとれないみたいですね。
 スケッチではこのキリストの足もはっきり残っているということです。




 これが「最後の晩餐」のあるサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会です。


 中庭が美しく、



 この角度からだと、いいポジションだと教えられて撮ったんですが




 これはその教会か?もう判らなくなっているぞ。中庭の片方の建物がロマネスク様式でもう片方がルネッサンス様式だそうです。これはどっち?建築に詳しい方よろしくお願いします。



 ミサも行われているらしく、こんな注意書きもあります。日本人客が多いということでしょうね。



 映画「ダ・ヴィンチコード」で、この絵が活躍したそうですが私は見てないので何とも言えないですが、あれは作者の全くの空想だそうです。



 ダ・ヴィンチの何か展覧会でもあるみたいです。


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