ついに来たわね。
ユンを助けたい一心のチェオクはどうすれば、王に会えるかと聞く。
幽霊にでもなることだ。そして塀を乗り越えれば誰にも気づかれずに王宮に入ることができるという。
それくらい王に会うのは困難なのだ。
しかし、ユンを助けたい一心のチェオクは塀を越え、王の前に姿を現す。しかし、王を守る者たちにめちゃくちゃにやられる。
しかし、贋金を作っている奴らの本当の目的は謀反だ。そのための資金を用意していると告げる。
戻ってくるチェオク。
しかし、もう意識はない。どの医者に診せても手の施しようがないという。
長官、ユンは共に釈放されたが、チェオクのあまりにも無謀な無茶を見て、言葉がない。そしてどうしても助けたいと思う。
最後の頼みと王を見る医師を訪ねる。最初は頼むが、それでも聞き入れられないと知ると、脅迫してでも医師の気持ちを動かし、チェオクを診させる。
生きているのが不思議なくらいだという。どんなにしても意識が戻らない。
今で言う植物状態だろうか。
ユンはチェオクを馬に乗せ、寺に行く。そこには彼らに武芸を教えたスウォルがいた。
スウォルは気をいろんな形で注いでみるが、無理だ。
あとは諦めるか、ユンに半湯剛気(パンタンカンギ)をしてみろという。
殺せということか。ユンは言うが、死ぬか、意識を戻すか危険な技のようだ。
ユンに殺されたのなら、チェオクも納得するだろうとスウォルに言われ、覚悟を決める。
チェオクは服の中に手紙を隠していた。手当をしている間にユンはそれを見つける。
7歳のときからユンと一緒で、父や母を亡くす哀しみさえ判らなかった自分にとってユンは大事な人だった。兄のように慕い、盗賊の頭領・ソンべクを討てなかったことを後悔している。ユンを助けるためなら生命を落としても構わないということが書かれている、言わば遺書だった。
ユンにより半湯剛気を施されたチェオクは意識を取り戻す。
スウォルにチェオクをしばらく置いておくというユンに、お前らは寺にいる縁ではない、といい、ユンを返す。
しかし、チェオクにはお前は寺で過ごしてはどうかという。
もう世俗に帰っても、普通の生活はできない。子どもを産むことはできないだろうと告げる。
これなのよ。
この時代の女性が子どもが産めないというのは完全に存在を否定されているようなもの。
今なら不妊治療だのなんでもあるが、この時代、どうしても子どもがほしいなら、子沢山の貧乏人からもらうか、育てることのできない未婚の母からもらいうけるしかない。
だからそこまでして生命を助けられることが幸せなのか、判らないのだ。
人によっては生きながら女としての自分を否定され、殺されたのも同然だ。
親を失い、兄とも生き別れ、子どもも産めなくなった女。もう家族(夫)を持つことも難しいだろう。
チェオクが茶母である限り、ユンがチェオクに気持ちがあってももらい受けることは、彼の立場としては難しいだろう。
それに、チェオクの心にはいつの間にか、不思議な縁を感じるソンべクがいる。
何もかもがすれ違い。チェオクは全てを失ったも同然だ。
この先、チェオクはどんな未来を見つけ出して行くのだろう…。
ユンを助けたい一心のチェオクはどうすれば、王に会えるかと聞く。
幽霊にでもなることだ。そして塀を乗り越えれば誰にも気づかれずに王宮に入ることができるという。
それくらい王に会うのは困難なのだ。
しかし、ユンを助けたい一心のチェオクは塀を越え、王の前に姿を現す。しかし、王を守る者たちにめちゃくちゃにやられる。
しかし、贋金を作っている奴らの本当の目的は謀反だ。そのための資金を用意していると告げる。
戻ってくるチェオク。
しかし、もう意識はない。どの医者に診せても手の施しようがないという。
長官、ユンは共に釈放されたが、チェオクのあまりにも無謀な無茶を見て、言葉がない。そしてどうしても助けたいと思う。
最後の頼みと王を見る医師を訪ねる。最初は頼むが、それでも聞き入れられないと知ると、脅迫してでも医師の気持ちを動かし、チェオクを診させる。
生きているのが不思議なくらいだという。どんなにしても意識が戻らない。
今で言う植物状態だろうか。
ユンはチェオクを馬に乗せ、寺に行く。そこには彼らに武芸を教えたスウォルがいた。
スウォルは気をいろんな形で注いでみるが、無理だ。
あとは諦めるか、ユンに半湯剛気(パンタンカンギ)をしてみろという。
殺せということか。ユンは言うが、死ぬか、意識を戻すか危険な技のようだ。
ユンに殺されたのなら、チェオクも納得するだろうとスウォルに言われ、覚悟を決める。
チェオクは服の中に手紙を隠していた。手当をしている間にユンはそれを見つける。
7歳のときからユンと一緒で、父や母を亡くす哀しみさえ判らなかった自分にとってユンは大事な人だった。兄のように慕い、盗賊の頭領・ソンべクを討てなかったことを後悔している。ユンを助けるためなら生命を落としても構わないということが書かれている、言わば遺書だった。
ユンにより半湯剛気を施されたチェオクは意識を取り戻す。
スウォルにチェオクをしばらく置いておくというユンに、お前らは寺にいる縁ではない、といい、ユンを返す。
しかし、チェオクにはお前は寺で過ごしてはどうかという。
もう世俗に帰っても、普通の生活はできない。子どもを産むことはできないだろうと告げる。
これなのよ。
この時代の女性が子どもが産めないというのは完全に存在を否定されているようなもの。
今なら不妊治療だのなんでもあるが、この時代、どうしても子どもがほしいなら、子沢山の貧乏人からもらうか、育てることのできない未婚の母からもらいうけるしかない。
だからそこまでして生命を助けられることが幸せなのか、判らないのだ。
人によっては生きながら女としての自分を否定され、殺されたのも同然だ。
親を失い、兄とも生き別れ、子どもも産めなくなった女。もう家族(夫)を持つことも難しいだろう。
チェオクが茶母である限り、ユンがチェオクに気持ちがあってももらい受けることは、彼の立場としては難しいだろう。
それに、チェオクの心にはいつの間にか、不思議な縁を感じるソンべクがいる。
何もかもがすれ違い。チェオクは全てを失ったも同然だ。
この先、チェオクはどんな未来を見つけ出して行くのだろう…。