とりあえず、ビール

「とりあえず、ビール」
　ワイドショーみたいな番組を観てたら、日本人はまず居酒屋へ行くと、「とりあえず、ビールって」注文する。これって何故みたない内容をやってた。

　ま、確かにね
　
　８０年代に入ってからなんですってね。こういう習慣が根づきだしたの。取りあえず早く乾杯をして飲みたい。だから１番早いビールを頼んで、それから自分の好きな物を頼みだす。みんな一緒に、日本人らしい「和」を尊ぶ考え方がこういう習慣を生み出したとか。

　私には、とりあえずビールは有り得ません。最初からソフトドリンク一辺倒です。飲めない人間は、こういう席なかなか戸惑います。
　前はそれでも付き合いだからと、飲め飲めと言われたけど、最近はめっきり(全く！）ない。
　
　実は飲んでもいいかなって思ってるけど
　
　私が飲まないのはみな様の為なのよ。

　「飲んだらどうなるんですか？」って聞かれる。もれなく
　「暴れます」と答えてます。
　半分は嘘です。そこまで行く前にひっくり返ることでしょう。
　でも飲まないのは、みな様の為。１回無理矢理飲ますと「もう２度と飲まないで下さい」と思うことは確からしい。
　（この人、１人じゃ帰れないだろう）（って言うか、もうあそこでひっくり返ってるし）
　

　私も無理して合わせて飲もうと思わない。だって美味しいとは思わない。美味しいと思ってたなら、無理してでもそりゃ飲むさ。

　どうもこれは遺伝的なことらしく、片方の親の方がやっぱり飲めないのよね。冠婚葬祭でもその血族だけは素面らしい。もう飲めないのを熟知してるからでしょう。
　さすがにそれを聞いた時は、少し驚いた。