モナリザは今も眠れず、モデルを求める

2012-08-17 18:46:38 | ニュース
 モナリザはいつまで経っても人々の関心を呼び起こす。

 もちろん、モデルもだ。

 レオナルド・ダ・ビンチもいっそのこと、もっと明白な答えを残してやればよかったのに…。

 彼にとってはここまで騒がれることが予想外で…予想内であっても、これ以上の証拠を残す必要のないことだったのかもしれないのかもしれない。


 言わなくても判るだろう?


 絵画にだけでなく、医療や飛行機の設計図を作ったほどの天才だ。


 認識が違うのかもしれない。



 モナリザのモデルと言われているのは書かれたが1503~06年だと言われており、イタリア・フィレンチェの貴族、裕福な絹職人のフランチェスコ・デルジェコンドの妻、リザ・グラルディーニが有力候補に挙げられている。夫が制作を依頼したのだといされている。

 そして、イタリアの考古学チームがこのリザらしき女性の骨を発見したそうだ。

 このリザ夫人は夫の死後、娘2人は修道女となったとさていて、いたのがフィレンチェのウルスラ女子修道院だったため、同地に埋葬されたことが判ったそうだ。

 あとから、コンクリートを流し込まれた床をわざわざ開き、発掘捜査が行われている。
 リザ夫人かもしれない方も、いつまでも落ち着いて眠れないものだ。

 幸か不幸か人骨の状態が非常に良く、頭蓋骨も無傷で残っている。

 この頭蓋骨が残っているのが、キーなんだよね。要は復顔ができる。今は粘土などで肉つけしなくてもグラフィックでつけていくことができるらしい。

 複顔してモナリザに似ていれば、モデルは彼女ということになる。

 もし違う場合も近くの他の遺体も引っ張り出して見て調べるらしいです。

 ここに眠っているのが、間違いなくリザ夫人という証拠がないからだ。なんせ、16世紀のことですから。そこまで詳細なことは判らない。

 周りに眠っていらっしゃる方も、大変なことで…。

 


 しかしもう1つ根強い説がある。

 モデルはサライというダビンチの弟子だったのではないか?

 彼は女性のような風貌をしていて、若い頃は画家、ダ・ビンチのそばに25年おり、愛人だったと言われている人物だ。

 女性のような風貌をしていた…というようにサライは男性だ。ダ・ビンチにはそういう趣味があったわけだ。

 サライ、本名 ジャン・ジャコモ・カプロッティ。

 彼をモナリザのモデルとして推しているのはイタリアの文化財に関する委員会を率いるシルヴァーノ・ヴィンチェッティなのだが、ダ・ビンチの書いた「洗礼者聖ヨハネ」「人間の姿をした天使」などのいくつかの作品のモデルをしているのではないかと述べている。これらの作品はモナリザの鼻や口と特徴が似ているからだそうだ。

 それに、高解像度でモナリザを複写して精査すると、小さな文字が見え、モナリザの左右の目の中にそれぞれアルファベットがあるという。

 片方が「L」もう片方が「S」これはレオナルドの「L」とサライの「S」だというのだ。

 ここまで来るとこちらの方が信憑性が…。


 でも、モナリザを所有しているルーブル美術館はこれを否定している。
 美術館もあらゆるできる限りの検査をしているが、文字や数字はなかったと言っている。長い年月の間に表面に亀裂が入り、それが文字にも見えるだけではないか?という回答だ?

 まあ、永遠の謎のモデルが男じゃ…多分フランスに同性愛は、あまり存在しない?
 

 謎は謎のままで…と思わないわけでもない。

 少なくとも争うことじゃないような気がします。


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