本を読んでいたら『而今』(じこん)という言葉を初めて知った。
デール・カーネギー氏の道は開けるの本の中にも『今日を生きる』ということが書かれているけれど、改めて而今の心境で生きている人達がいることをわかるようになった。
本の中では余命数カ月の末期がんの患者さんの例が紹介されていた。彼女は花を見て綺麗だと先生に言い、小鳥のさえずりが聞こえたことに対して今日はいい日だと先生に話していた。残された時間が短い人にとって一番大切なことは、自分が生きているというその一瞬一瞬の時間であり、生を生きているという実感だということ。