雨の一日
こんな日は気分がいい
まぁ、こんな感想は、家でまったり出来る人間に限るのだろうけど(笑)
車を一台にしてから、ダンナがお出かけの日はkikiは車に乗れない
昨日も買いたいものはあったのだけれど、自転車や徒歩で出かけられるような小雨ではなかったので
出たくても出られない、、、、、だから家にいるしか無い、、、、、、、、
こういう状況はまことに、やたら飛び回るkikiにとってはありがたい状況(笑)
先日、風花さんから頂いた小瓶
ゆびぬきを入れて飾るってどう? と提案してくれたのはchachaさん
宇さんテーブルには、藍の花を一輪
おトイレの棚には、孔雀草を一輪飾りました
こんなことをしているだけでも、気持ちがゆったりして来ます
長袖を着ても肌寒いくらいの陽気です
体質が変わったのか、あんなに暑がりだったのに、冷え症にもなって来たこの数年
また、胃の調子がイマイチで、珈琲という気分でもないので、ジンジャー入り紅茶を用意し
お気に入りの「家守綺譚」を持ち込んで
とうとうこんな所にまで出張させられて来た、kikiの赤いPC
らじるらじるでクラッシク音楽を聴きながら
サイプレス(?)の香りでお風呂にでもゆっくり入りましょうかぁ
kikiは皮膚がピリピリするくらいの、熱めのお風呂にササッと入るのが好きだったのですが
この頃は、設定温度40度(でもちょっとぬるく感じます)にゆっくりと
本を読み、紅茶を飲みながら、1時間の半身浴
こんなに長く入ったのは初めてね(笑)
昨日のブログでも書きましたが、この「家守綺譚」まことに不思議な世界です
主人公が亡くなった友の家を借りて住むところからこのお話しは始まるのですが
その亡くなった友達が時々、掛け軸の中からボートを漕いでやって来る
>庭のサルスベリがおまえに懸想をしている<と言ったり
檸檬の章では(植物の名前が各章についている)
ダァリアの君(赤い花の名前を尋ねたら、ダァリアと教えてくれた娘さん)がゲーテの詩を一節謳うと
その後を、この主人公綿貫征四郎が諳んじる、またその後を彼女が、>透き通るような声で中空に向けて朗誦した<と
私は勝手にこの場面を映画化したいと思っている(笑)
今は配役を考え中
主人公にはもちろんkiki好みの、吹けば飛ぶような肺結核を患っていそうな(爆)線の細いお醤油顔の青年がいいのだが・・・・・・
山本学が好きなんだけど、彼をぐっと若くしたような人を、オーデションで決めようかと(笑)
ダァリアの君はもっと難しい
現代の目鼻立ちのはっきりくっきりした人は似あわない
三つ編みが似合って、そっと半歩下がってついてくるような・・・・・・・・・・
と、また話は大きく脱線したわね
その時々で読み返すたびに、引っかかって来るところが違う
昨日は半身浴をしながら、よく笑った
クスッと思わず口角が上がってしまうことが何度かあった
>あの河童はここに流れついて間もなく、サギをいたずらして引き込もうと企んだので、サギが怒ってつついてやったのだ。その時はゴロー(飼い犬)が間に入って事なきを得た。
その図を想像しようとしたが私の範疇を超えていた・・・・・<
河童とサギと犬の様相を想像する・・・・・・・ん~、面白そうだ(笑)
現実では起こらないような話を、当たり前のように受け入れ
それをまた、「私の範疇を超えていた」と、あっさり流すこの主人公の、性格と言うか生き方というかが、好きだナ
こんな人がいたらたぶん惚れるね(笑)
書き出すと限がないのでやめますが、なにせ、サルスベリが懸想(恋い慕うこと)するくらいの人ですから
やさしい人なんです
この本の解説にこう書いてありました
ー理解はできないが受け入れるー
現社会には自分では理解できないことがいっぱい起きます
そんなに大きく考えなくても、自分の身の回りのことだけ考えても
自分では理解できないことって、たくさんあるし、どうしても理解できない考え方をする人も周りにいくらもいる
友達が熱心に信じている宗教なんかもそうだし、、、、、、、
一番身近で言えば、中古パチンコ台をネットで買って、夜な夜な遊んでいる息子の趣向趣味(爆)
理解はできないが、そういうのもありなのだと、端から拒絶せず、一旦自分の心に落としてみる・・・・・・そういうことかな
「セツブンソウ」の章より
>最近筆が進まなかった。執筆にはペンとインキを用いているのに、筆が進まないとは。しかしペンが進まないと云うより、筆が進まないと云う方が、精神のあり方に即しているような気がする。思うにこれは、千年以上慣れ親しんだ筆硯から、ペンとインキへ移行するのに、我々の魂が未だ旅の途中にあるためではあるまいか。
文明の進歩は、瞬時、と見まごうほど迅速に起きるが、実際我々の精神は深いところでそれに付いていっておらぬのではないか・・・・・・<
主人公を通して作者が言いたかった言葉でしょうか・・
さあて、今日も雨ですね
午後には小一時間の半身浴をしましょうか
夜にはまた、長~い日記を書くことになるかも(笑)
・・・・・と、終わるかに見せて、まだこの日記は続きます
ただ、ゆるりとは過ごせないのがkikiだわね
こんな雨になるなら干さなきゃよかったのに・・・・
一昨日、干してしまった野菜が、一晩サンルームの戸が開けたままになっていたこともあって
せっかく乾燥しかかっていたのに、しっかり戻ってしまった
雨はまだまだ続くようだし、仕方ないので
ストーブを焚く
せっかく乾かすならと、ナスのオリーブオイル漬けも作ろうと
ビネガーで煮たナスを干す
部屋中にビネガー臭(笑)
大雨の中、バジルと鷹の爪を取りに庭へ(半身浴するから濡れてもいいのさ)
せっかくストーブを入れるなら・・・・・・・・と
半身浴している間に、新しい布の水通しを ↑
半身浴をしている間に、水分が飛んだナスに、バジル、にんにく、鷹の爪を入れるを繰り返す
最後にオリーブオイルを入れて完成!
食べるときは、トマトソースにして保存してあるミニトマトと一緒に、パスタにでもしましょうか・・・・
10月のおもてなし料理は、これだな
結局、ゆったり、まったり遊んでいるようで、またいつもの如くの忙しい日記になりました
自分では好きで動いているけれど、こんな慌ただしい人間が傍にいるとそれだけでもストレスだと(笑)
だから、こんな慌ただしい日記を毎度読んでくださっている方には、ただただ感謝です
こうしか生きられない人間も居るのだと、、、、、、、理解はできなくても受け入れていただければ(笑)