今日は一日、ゆびぬきの帯留作りをしていました
先日、知り合いの家でご主人がお仕事をしていた
細かいあるものを作るお仕事なんですが
「これはキットにして売るのですか?それとも完成品にして?」と何気にお聞きすると
「いい質問ですね・・・・・」といろいろ説明してくださった
昨日伺った時には、その製品を梱包するところだったので
思わず「少年の夢がそのまま職業になったようなお仕事ですね」と声をかけると
「そうなんですよ、子どもの頃大好きだったのです・・・・・・・が今は・・・・・・」とおっしゃる
「一番好きなことは仕事にしないで趣味に取って置けと良く言いますが、そういうことですか?」とお聞きすると
「まさにその通り、あんなに楽しかったことが仕事となるとね、まったく楽し・・・・・・・・・」と少し口ごもる
まったく楽しくないってことでもないけど・・と続くのかと思ったら
まったく楽しくない・・と言い切って笑ったご主人
プロとして長年一筋にお仕事をされている方と比べるのもなんだけど・・・・・・
右のゆびぬきは有楽町の出展作の中の1品
これと同じ大きさで同じ模様で、緑色だけ好きではないので違う色に変えて作ってくれと依頼された
そこで作ったのが ↑ の左
緑を青にして、長さを2ミリ長くして、最後に薄いグレーでかがるのを止めてみた・・・・・kiki的にはこの方が帯留としては好きなんだけど・・・
だけど、、、、、依頼は、緑を替えてだけだったので・・・・・・・やっぱダメかな?と不安になっている
明日依頼通りにもう一個作らなきゃダメだな
作ったもの販売するのだったら、kikiが自分の勝手に作って、それで気に入れば買っていただけばいいし
あげるものだったら、その人が喜んでくれるような色を想像しながら作るのも楽しい作業だ
しかし、依頼品は、依頼者の意向を汲んで満足していただけるように作らなければいけない
期限もあるし、楽しい作業だったはずのものが、作らなければに変わった時には苦しい作業になってしまう
代価をいただくのだから当たり前のことだけれど・・・・・・・
最近、村での展示をしてから「着物をリメイクして洋服を作って欲しい」「ポンチョを作って」「足袋を・・」「バッグを・・・」と、いろんな人から聞かれ
その度に、自分のものを作るので精いっぱいですとお答えしているのですが
ゆびぬきも、欲しいとか、お店に置いてみないかとかお声をかけていただいている
秋からお勤めに出る気満々だったkikiですが、こんなに言っていただけるなら・・・・・・
依頼されて作るだけでも、お小遣い程度にはなるかな・・・とちょっと色気が出ていたところ (*^。^*)
さっきの、少年の夢の果ての話に戻る(笑)
彼のお話を聞いているうちに、、、、、、、、、、、、、やっぱkikiには無理だということが身に染みてわかった
好きで作っているから楽しいのよ
精神面の弱いkikiは、作らなければの苦しみに耐えられないでしょう
趣味の延長で、時々発表の場が持てたり、そこで販売出来れば充分 (=^・^=)
そんな場が、安曇野スタイルです
ゆびぬきの帯留と、でかバッグ、そろそろ頑張って作ろ~!