当該穴は、小規模ですが、作業場の痕跡が明瞭な形で残っています。
辛うじて、嘗て道だった様な痕跡のある場所を上がって行く事にします。
道を遮る様に当リがある、と思ったら、コレ真横に生えているのですか!?
木々を乗り越えて行きます。
暫くすると古い石垣が現れます。
石を運搬した道の様です。
掘削片を丁寧に積んで、道づくりをしてあります。
江戸期か明治頃でしょう。ロマンを感じます。
行く手から光が射しています。
穴が口を開けて待っていました。
ただいまー
おかえりー
と、ふと頭に浮かびました。
出入口は、土砂が堆積して狭くなっています。
中に入ると広い空間になっています。
こちらへ行ってみます。
丁寧に石が積んであります。
ここは部屋になっています。
天井を見ると、小さな穴が開いています。
良く見ると穴の周りが濡れていて、電線の様なものが出ています。
長いです。
その線に液体が伝って来ています。
線は地面まで下りて、横に這っています。
伝って来た液体で床が濡れています。
壕の上の林から、木の根がたまたま穴を見つけて中に入って来て成長中です。
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