旧東海道線/御殿場線、駿東郡小山町小山白岩 廃線隧道
仕事で車を運転していて、某踏切を通過した際、一瞬、藪内にトンネルらしき物が見え、何だ?!と思い、戻って来て確認したところ、どうやら廃線トンネルの様だったので、後日探検して見る事にした。
発見時、記録しておいた画像。
こんな感じで見えていた。
待ちに待った探検の日、快晴で気分は上々
右側がJRの現役線、左側が廃線だ。
レールはここを通っていた様だな。
あの廃トンネルを探検するには、フェンスの脇を行くしかない様だ。
(逆方向)
人一人通れる獣道が出来ていたが、直ぐに途絶え、雑草がモリモリ
うへぇっ、この藪を掻き分けて行くのか..
まだ10月半ばだから全然枯れてない
ガサ、ガサ、ザク、ザク 草はわりと背が高い、変な虫とか落ちて来るなよ~
うわあすげえな、穴とか注意しろよ。
直ぐ隣が現役線だから、今電車が来たら乗客は俺達を不審者だと思うだろうな。
近いから丸見えだね^^
「ガーーーー」
あれ?
「ガーー、ガチャン、キッ、ガーー!」
電車来ちゃったお!
ほんとに電車来ちゃったお!
あぶないおあぶないお!
みっともないから隠れろ!
近過ぎるから~。
しゃがめしゃがめ!
「バホッ!ガタンガタン!ガタンガタン!ガタンガタン!」
おーちけ~!
行った行った。
これジャングルだよ!
ほんと、蔓あるし。
戦跡っぽいね。
到着したぞ。
この石壁凄いな、天井が落下して来ないかな?
トンネルの表示、なんて書いてある?
えーと、明治31年成(1898)だって!
明治隧道だ、いいもの観れるぞ。
入り口の天井を見てみろ、小さなレンガがきちんと貼り付けられている。
柵を潜って中へ入ってみよう。
左側の壁は、草が生えている。
奥の白い点は、出口だ。
トンネル内を出口へ向け観たところ、200mはあるな。
右側の壁。
けっこう綺麗だな。
旧宇津ノ谷隧道みたいだな。
今入って来た方向
あの藪を掻き分けて来たのか(笑)
さあ行ってみよう。
トンネル内は真っ暗。
遠くに出口が見える。
所々に窪みがある、何だろう?照明を設置してあった場所?工具置き場?
蝙蝠はいない。
地面は若干湿った土で、多少凸凹しているが、石ころはなく、歩き易い。
潜入者が殆どいないのか、ゴミもない。
一箇所水溜りがあり、とにかく暗いから、足元を照らしていないと、ビシャッ!とやってしまう。
隧道内は、冷えるイメージだが、ここは冷えていない。
何かな?
トンネル内にタイヤの跡、キャタピラ跡があった。
今は出入り口双方が柵で塞がれ、藪になっていて車両は入って来られない。いつのものだろう?
天井です。
綺麗だね。
到着です。
振り返って観ます。
外にでよう。
右側の壁です。
逆方向から観たところ。
ススキが深く、行動範囲が狭い、写真を撮ろうとして、壁側の空きスペースを歩いたら、地面が湧き水でグチャグチャしていて、靴がハマリ汚れた。
こっちも現役線が直ぐ隣にあるな。
「カーーーー」
あ、また来た?
「ガーー、カタッカタン、カタッカタン、キッ」
電車が来た。
隠れよう。
「バホッ!ガタンガタン!ガタンガタン!ガタンガタン!」
「カタッカタン、カタッカタン、キッ、カーーー」
行った行った。
特に痕跡は見当たらないね。
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