「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

3月19日(水)14時~・3月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

心のデトックスと自助グループ!

2025年02月21日 07時13分48秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日とても不思議な出会いがありました。

以前から気になっていた通りにある珈琲専門店に立ち寄ったときのことです。

ひとりの老紳士がどうぞと声をかけてくださいました。

そこには焙煎された珈琲豆がたくさんならんでいました。

そして傍らに特別なお茶があったのでこれは何ですか?

と聞くとデトックスですと答えられました。

思わず解毒ですかと訳のわからない質問をしました。

その方はここの珈琲専門店のオーナーで御年90才なのです。

とてもおしゃれでカッコイイのです。

若い頃から事業で成功し75歳で息子さんに事業を譲りいったん引退。

その後ご自身が好きだった珈琲豆の研究にその後の人生を捧げておられます。

世界各国を直接訪問し美味しいコーヒー豆を探し求め独自にブレンドし焙煎して販売しておられるのです。

お話を聴いて益々カッコイイナと思いました。

その老紳士から得た教訓は、人生においてスタートする時期に遅い、早いは無い。

生きている限りスタートできないことはない。

ということです。

私も第二の人生のステージを見据えて準備をしたいと思っています。

さて本日のタイトルデトックスとは、解毒を意味する英語の「detoxification」を短縮した呼び名で、体内から毒素や老廃物を取り除く健康法だそうです。

これはまさに自助グループにぴったりの表現ではないかと思いました。

私たちは神経質性格ゆえの心の葛藤やとらわれを感じながら生きています。

これを持ち続けていくことはとてもしんどいことです。

そこで適度な毒出しが必要となります。

家族に吐き出すと家族を巻き込んでしまいます。

職場で吐き出すといらぬ誤解や軋轢を生みます。

自助グループは本来心の問題をカミングアウトしても良い安全な場所です。

そうであるならば心のデトックス効果があると言えないでしょうか?

さあ、もうすぐ春です。

私たちの自助グループで心の毒出しをして、

一歩前に進んでみませんか!
https://hakkenkai.jp/explanation/ NPO法人生活の発見会


2025.2.22 一世

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルコールに支配されない生活!

2025年02月21日 06時00分50秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今年に入ってからほとんどアルコールを口にしていない私です。

昨夜もある会合の後、懇親会がありましたが私だけアルコールは飲みませんでした。

夜にアルコールを口しますと、翌朝悪い頭が更に働きません。

早朝5時からブログを書いたり自助グループの事務処理をしている私にとって死活問題です。

また接客を伴う仕事の私は、体調が悪いと良いプレゼンテーションが出来ません。

特に還暦以降少しの飲酒だけでもかなりの心身のダメージがありますので飲みたい気持ちが弱まっているのです。

以前はそうではありませんでした。

長いサラリーマン生活で人間関係の苦しみや仕事のプレッシャーをアルコールでずいぶんごまかしてきました。

いわゆる飲まないとやってられないという生活を何年も続けていました。



もともと意志の弱い性格です。

森田療法の学びがなければ仕事もこの自助グループも完全に辞めていたと思われます。

話が飛躍しますがメジャーリーガーの大谷翔平選手もアルコールを口にしないそうです。

アルコールが飲めないのではなく飲まないそうです。

勝手な想像ですが、自分にとってより理想に近いパフォーマンスをしたいという欲求が、

アルコールを飲みたいという欲求より数段、勝っているということでしょうか?

飲みたいという欲望をかくあるべしで押さえつけるのではなく、より大きな欲望で包み込んでしまうイメージですね。

さて森田博士の残された言葉にはすぐに生活に役立てることがたくさんあります。

休息は仕事の中止に非ず、転換であるとかアルコールを止める方法まで残っています。

※今日の森田博士の言葉

酒を飲みたいのは主観的な事実であり、酒は有害であることは客観的な事実であります。

この両方の事実を別々にハッキリ認めれば、けっして暴飲にはならないものであります。

この両方の事実をウヤムヤにして、いろいろの理屈をつけて自分の心をラクにしようとするから、かえってまちがいにおちいるのであります。



2025.2.21 一世

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私にとっての善知識!

2025年02月20日 10時53分23秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会イキイキ一世です。

毎年梅の蕾を見るたびに、10代で森田療法に出会ったことの幸運を感じずにはいられない。

そして45年後の今私は、新たな心の躍動感を感じるのである。

若き日の私は、森田療法に生涯を掛けた森田療法家に出会った。

それは私にとっての善知識であり、人生を正しい方向へと導いていただいた恩人である。

個人的には当時私たちの自助グループの代表であられた長谷川洋三氏、メンタルヘルス岡本記念財団の創設者の岡本常男氏、現顧問の山中和己氏、元顧問であられた河野基樹医師への感謝は年々増すばかりである。

そしてもう一人お会いしたことはないが、水谷啓二先生への感謝も尽きることはない。

私にとってのバイブルとも言える自覚と悟りへの道の編集を手掛けられた水谷先生は私の心の師である。

あの当時、水谷啓二先生の体験記を読まなければ今の自分はなかったとさえ思える。


※今日の森田の言葉

ノイローゼの人について、

ほとんど例外なしにいえることは、

甘えもしくは自己中心的であって、

物の見方・考え方に偏りがあるということである。

偏りがあるために、

対人関係も日常生活 もうまくいかず、

行き詰まりを生じて、苦しくてたまらなくなってくるのである。

その自分自身の偏った見方や誤りに自らハッキリ気がつくことを自覚というのである。

この自覚は体験的な人間性の目覚めといってもよい。

そして、自覚すればその人の生活はしだいに正しい人間らしい道にひとりでに、もどってくるのである。

※水谷啓二氏著
※あるがままに生きるより一部抜粋


蛇足を承知で申し上げたい。

以下は私の勝手な憶測である。

当時水谷先生に森田療法を受けていた対象は学生や、社会人になりたての若者が多かった。

どちらかというと経済的に恵まれ、社会体験が乏しく、観念的傾向が強かった。

それゆえに、水谷先生の指導も厳しさを伴うものであったが、そこには生活を共にした責任と深い愛情が伴っていたと思うのである。

現代に於いては、強迫性障害やハラスメントなどによる適応障害などを聞き及ぶとすべてが個人の責任や甘え、認識の誤りとは、言い切れないものを感じる私です。




そのことを承知の上で自分の人生は自分で引き受ける、切り開くという大切なことを水谷啓二先生は、私たちに教えてくださったと思うのです。



2025.2.20 一世

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せかどうかを決めるのは私!

2025年02月19日 18時18分37秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

本日は朝から土管、いや失礼、MRIの中に入っていた私です。

幸い事なきを得ましたが、閉所恐怖の私は冷や汗たらたらです。



ところで最近非正規社員でも、生活がギリギリでも幸せであると思う私です。

それは以下の理由によります。

自分のやっていることが、何かしら 社会の役に立っていると感じられる仕事がある。

自分がそこに参加するだけで必要としてくれるプライベートな場所がある。

私が自分の体験を語ることで、元気をもらえると言ってくださる方がある。

アドラー心理学もぶっ飛ぶくらいの共同体感覚です。

※今日の心に響く言葉

幸せかどうかを決めるのはその人が持っているものやその人の肩書、今どこにいるか、今何をしているかなのではなく、それについてその人がどう感じているかなのです。

デール・カーネギー


2025.2.19 一世


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

救われた人は、救う人になれるのです!

2025年02月17日 10時16分26秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

朝早くから病院の受付待ちをしながら、ブログを投稿している私です。

この後仕事なのでバタバタです。

今週は私にとって集談会ウィークのとても忙しい 週になります。

2日間連続で夜間と昼間に、集談会を開催します。

正直コロナやインフルなど体調が悪い時や、季節性の落ち込みや冠婚葬祭などプライベートで急用が入ることもあります。

そんな中でもこの集談会だけは最優先で時間調整をしてきました。

それは私が人生の大きな 危機的状況を4回もこの自助グループで救われたからです。

私たちは毎月2回 森田療法ガイダンスセミナー を開催しています。

このセミナーに参加され、立ち直りのきっかけを得て、現在 スタッフとして活動されている方もあります。

まだとらわれて苦しいけれど、何かお役に立てればという思いで参加をされているのです。

神経質タイプは完全欲が強いので完全に症状を、克服してからと言われる方もありますが、かえって症状を強めてしまう悪循環もあります。

森田療法の真髄はあるがままといわれています。

症状や心のとらわれを邪魔者としていた私たちにとって目から鱗のような発想ですね。

具体的に申しますと症状を持った私が生きていくという感じでしょうか?

救われた人が、やがて救う人になり得るという場所があることはステキなことですね。

私たちは、森田療法と自助グループの素晴らしさをこれからも伝えていく責務を感じています。


2025.2.17 一世

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする