「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

1月15日(水)14時~・1月21日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会&新年会を開催します

神経質は、生きたがり!

2022年09月27日 09時07分38秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

一見内向的であるが向上心が強く、人に負けたくない、評価されたいという野心もあり、更に自己内省が働く神経質者。

最近この生きたがりの資質が重荷の一世です。

少し生の欲望を減らしたい。(笑)

森田博士は

私どもがこの老年になっても、まだ大人げもなく、自分が人から褒められたい、悪人と思われたくない。

それで自分で色々な理屈をつけ、自ら弁護し、自ら欺き、人をも欺いていることが多い。

本当にそのとおりである。

このよりよく生きたいというエネルギーが症状に向けられたとき、この世の地獄が待ち受けている。

森田療法ビデオ全集の「生きる」の中で監修の精神科医で森田療法家であられた藤田千尋先生の言葉が卓越している。

机を激しく叩いてごらんなさい。

当然痛い。

この痛みが症状である。

よりよく生きたいという思いが強い程、様々な痛みが生じる。

自分の事として受け入れるしかない。

強く叩く力が、神経質者には備わっている。

痛みを取り除こうとするのであれば、このよりよく生きたいという欲望を捨てるしかない。



2022.9.27 一世




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人間が怖い!

2022年09月26日 08時17分52秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

対人恐怖症という症状がある。

人間が怖いという感覚は、普通では到底理解されない感覚である。

しかし私は、最近の世相を見ていると本気で人間が怖いと思う。

自分さえよければよい、お金の為や権力を維持する為であればどんな手段も選ばない人間がどんどん増えている気がする。

自分の思い通りにならないことを理由に人を殺したり、挙句の果てに自らの命も消し去ってしまう。

対人恐怖者は、本能的に人間のもっているこの深い闇を感じ取る能力に優れた人たちと言えるのではないか!

昨日職場でこのような事があった。

ある仕事上の依頼に対して気持ちよく対応してくれていた同じ人間が、別の人間に不平不満の真逆のことを話していることを聞き及んだ。

軽い人間不信になったがこのような事は、日常茶飯事である。

あの笑顔は何だったのか?

人はこうして、表と裏を使い分けて生きていくのだ。

自分もまたそうして、複雑なサラリーマン生活を、表と裏を使い分けて生きてきたのだ。

人の言動を見て自分の中の悪を知る。

いじめやハラスメントは、どんな世界にも存在するのだ。

それを事実として、あるものとしてどう生きていくかが大切である。

教育関係者や企業の上層部の初めからいじめやハラスメントはないという隠蔽からは、何も生まれない。

自助グループ活動においても、人間関係による様々な問題は存在するはずである。

そのことに向き合うことで、本当の学びが始まる気がする。

森田博士はこのように述べられている。

われわれの他人に対する愛憎というものは、なかなか複雑なもので、決してとおりいっぺんの理論どおりにはいかない。



2022.9.26 一世


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シニア割引と自己内省欠乏症

2022年09月25日 07時27分39秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

昨日の職場での作業のやりすぎで、全身痛の私です。

ところで皆様はご存でしたか?

サザエさんに出て来る波平お父さんの連載スタート時の設定年齢がなんと、54歳であったということ。

現在では、80才くらいの感覚ですね。

隔世の感があります。

さて先日たまには美味しいランチでも食べようとステーキハウスに行った私です。

シニア割引5%と書いてありました。

そうかシニアの人は得だなと思い、よく見ると60歳以上と書いてありました。

ガーン、60才はシニアなのか?

思わず絶句。

凹んでしまいました。

きっちり私もシニアでした!!

ああ嫌だ、嫌だ。

そう言えば、昨年から転倒、物忘れ、すぐに疲れる私です。

何でやねんと思っていました。

若いスタッフの多い職場、集談会では若い部類で実年齢と感覚年齢に大きなずれがありました。

あらためて60歳の生き方にそろそろギアチェンジする時期だと思いました。

森田先生の自然に服従し、境遇に従順であれの教えがふと頭によぎりました。

老いもまた人間にとっての自然ですね。

知らず知らずのうちに森田が少しは身についたのかもしれません。

無理をしない、出来るだけ若い人に任せる。

できるだけ後ろからサポートする。

そう言えば先日、ついつい余計なことを言って職場で若い社員と軋轢が生じました。

どうしても経験が邪魔をするのです。

シニアを受け入れる、シニアを否定しないことは、同時に若い人を受けいれることだと妙に納得して、少し気持ちが楽になりました。

集談会でも、シニア世代が若者世代に森田理論を武器に正論を語り、若者の気持ちに寄り添っていない場面を時々目にします。

年齢と共に自己内省もすり減っている事に気づかないのですね。

シニアであることを受け入れたい。

来年の敬老日には、娘に催促するつもりです。

それでもやっぱりシニア割引が嫌いな、一世です。



2022.9.25 一世





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他人に期待しない生き方!

2022年09月24日 08時07分34秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

毎日ヨタヨタと職場と自宅の往復だけで疲弊している私です。

定年後のゆったりとした生活はコロナ禍の人手不足で打ち砕かれ、非正規雇用の苦しみを存分に味わっています。

集談会でも、早期リストラや転職により30代~40代で非正規雇用による長時間労働や深夜勤務を余儀なくされている方が有ります。

その苦しみが少し理解できたような気がしています。

さてそんな日々、自律神経の研究の第一人者と言われる順天堂大学小林弘幸教授の期待しない健康法を読んで参考にさせていただいています。

小林教授によりますと、人は年を重ねるほどに自律神経の乱れを整えるのが難しくなるそうです。

更に人は期待と失望の振り幅の大きさが自律神経を乱し、血液の質や流れ、ひいては脳から末梢血管まで体全体に悪影響を及ぼすそうです。

他人への期待もある種のかくあるべしなのかもしれません。

ではどうすればよいか?

「あなた=私ではないと、言う事実を受け入れて生きていれば、期待による怒りやショックを最小限に抑えることができると説かれています。

これはまさしく森田的な発想ですね。

夫婦や親子は当然ながら、職場や発見会に於いても世代間ギャップや誤解は存在します。

期待しない、されない生き方が寿命を左右するような気がします。

今ふと気づきました。

一世おまえは初めから誰にも期待されてなかったやろ!

失礼致しました。

今から嫌々仕事に行ってきます。(泣)


2022.9.24 一世

※気がついたら自律神経が整う期待しない健康法 祥伝社新書より一部抜粋

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失敗しても良い場所、それが集談会!

2022年09月22日 09時05分23秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今月も皆様のお陰で集談会並び夜間懇親会を開催することができました。
ここのところ心身ともに不調で開催がとてもプレッシャーになっていました。

出来れば休みたいという思いを抱きながら当日を迎えました。

あいにく集談会当日はMRI検査も重なり閉所恐怖もある私はぐったり、更に帰宅途中バッテリーの不調により信号前でエンストしました。

泣きっ面に蜂状態の一世でした。

予想通りモチベーション下がりまくりの進行で凹んでいました。

終わった後とても誠実で優秀な若い幹事さんに思わず、今日は、ダメでしたと言いました。(もともとダメですが)

するとそうですか?

あまり外からはわかりませんでした、と言われました。

更に開催することが大切なので、今月もその機会を作れたことは良かったです、と言われました。

何と優しい言葉でしょう。

思わず我にかえり、私の進行などそもそも誰も期待していないし、優秀な皆さんがいくらでもサポートしてくださるという事実に気づきました。

集談会は、失敗しても良い場所。

あらためてそう思いました。

この3年間でコロナ過で休会したのは2回だけ、毎月集談会を一回、懇談会を2回開催してきました。

その事実に目を向けることを学ばせていただきました。

参加いただいた皆様本当にありがとうございました。



2022.9・22 一世

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